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エンジニアの年収アップを阻む3つの壁と攻略法とは?

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転職を考えるときに気になるのは年収ですよね。もちろん、低いよりも高い方がいいですが、やみくもに転職しても年収は上がりません。

そこで、今回はエンジニアの年収アップを阻む壁とその攻略法についてお話したいと思います。

そもそも年収とは?

「年収」はどのように決まるのでしょうか?

「営業マンは自分の給与の3倍の粗利益を稼げ!」という言葉を聞いたことありますか?仮に、月収40万円(年収480万円)とした場合、保険料やオフィス料、その他備品の使用料などを考えると約60〜80万円の費用がかかると言われています。バックオフィススタッフやエンジニアなどサポート業務の人たちの給与を加味すると、どうしても給与の約3倍の金額が必要になります。

エンジニアの年収はどのように決まるのでしょうか?それは開発会社と受託開発会社・派遣会社で大きく異なります。前回の記事「エンジニアのキャリア」で記載したエンジニアの3つの働き方にあてはめて考えてみましょう。

まず、受託開発会社・派遣会社から考えていきましょう。「人日」「人月」という言葉をお客様にお見積もりを提出する際に聞きますよね?これは1日あたり/1ヶ月あたりのエンジニアの作業量の単価を指します。一般的に、エンジニアの1日当たりの単価は約3万円〜6万円が相場であると思われます。仮に1ヶ月20日間に単価5万円で働いたとします。このエンジニアが1ヶ月あたりで稼いだお金は100万円です。仮に、このエンジニアの月収を40万円とした場合、彼らに案件を取ってくる営業スタッフやバックオフィススタッフの給与を考慮すると利益が残らないことをわかっていただけると思います。

次に、サービスを自社で運営している開発会社のエンジニアを例にします。ここでは、(株)サイバーエージェントの直近の決算書を見ながら考えます。2018年1-3月期の同グループの決算における粗利益(売上総利益)は314億円でした。グループ連結社員数は約5,000人です。一人当たり628万円、つまり単月200万円以上の粗利益を稼いでいます。バックオフィススタッフなども含めてなので、一人当たりの利益がいかに高いことがわかるかと思います。この利益の中から会社への貢献度合、市場での評価、会社の戦略などによって、エンジニアの給与は決まります。

弊社が開発会社を中心にご紹介させていただいている理由のひとつに、この利益から来る「余裕」があります。余裕によって新しいチャレンジ、積極的な未来への投資が可能になります。これにより、エンジニアは新しい技術の開発や新しい仕事にチャレンジできると考えています。

エンジニアの年収アップを阻む「3つの壁」とは?

弊社が考える年収アップを阻む3つの壁とは「年収600万円」「年収800万円」「年収1,000万円」です。エンジニアでない方が見ると「え?!エンジニアの年収ってそんなに高いの?」と思われてしまうかもしれませんね。世界的に見ても、エンジニアは他の職種と比較して年収が高い職業であると言えます。同年代の平均給与と比較すると、日本では約1.5倍、アメリカでは約2倍、インドでは約9倍というデータもあるようです。

前述した給与別にエンジニアをクラス分けすると、以下のようになります。

・ 年収600万円未満:エンジニアクラス
・ 年収600万円〜800万円:リードエンジニアクラス
・ 年収800万円〜1,000万円:マネジメントクラス
・ 年収1,000万円:CTO等役員クラス

では、各クラスの年収の壁を越える攻略法について、見ていきましょう。

年収アップの壁を乗り越える「3つの攻略法」とは?

<年収600万円の壁>

この壁を越えるエンジニアに必要な能力はズバリ!「設計力」です。指示された言語やフレームワークは使用できて当たり前です。その上で、サービスを定義・設計し、どんな言語を使用すべきかを考え、仕様を組める能力が必要です。そのためには、幅広い言語の知識や開発経験が必要です。普段の開発の際にも「この言語(もしくはフレームワーク)は適切か?」と考えながら開発を行うと良いでしょう。

<年収800万円の壁>

この壁を越えるエンジニアに必要な能力はズバリ!「リーダーシップ」です。マネジメント能力、すなわちリーダーシップを持つエンジニアは少ないと言われています。それだけ希少な存在であれば、年収が上がるのもうなずけますよね?

弊社は、エンジニアはプロスポーツ選手のような職人であると思います。こだわりを持つ方も多く、実力のみでキャリアの階段を駆け上がっていく職業です。そんな職人を束ねるリーダーには高度な手腕が求められます。

リーダーシップの要素を細分化すると、コミュニケーション力などの対人スキル、目標設定能力、コーチングスキルなど多岐に渡ります。また、リーダーには規律や礼節のある行動が求められます。普段の心がけが変われば、行動が変わります。そして、行動が変われば、習慣も変わります。その積み重ねが、その人の人格と人生を変えるのです。

<年収1,000万円の壁>

この壁を越えるエンジニアに必要な能力はズバリ!「事業戦略」能力です。経営のボードメンバーに近い、このクラスの方々は、事業を任され、その人事決定権を持つことも少なくありません。
このようなことから「事業運営(経営)を知る」ことが必要になります。好きなサービスを好きな言語や環境で作っていれば良いわけではありません。いかに会社を、事業を、成功に導けるかがあなたのミッションになってくるはずです。事業戦略、経営、マーケティング、人事戦略の基礎はエンジニアであっても学ぶ必要があるでしょう。専門家になる必要はありませんが、本や新聞を読んだり、セミナーに参加して、少しずつ理解を深めていくことが大事だと思います。

まとめ

今回は、「年収600万円」「年収800万円」「年収1,000万円」という壁を乗り越える能力として、「設計力」「リーダーシップ」「事業戦略」を取り上げました。一見、難しいように思われるかもしれませんが、あなたの日常にも、考えるポイントがたくさんあります。

今、自分が自由自在に言語やフレームワークを操れるとしたら、それが、自分が携わっている開発にとって適切な設計になっているかを今一度、考えてみましょう。自分がリーダーでなくとも、仲間に声をかけながら開発を進めることもできるはずです。きっと同僚はその声を待っています。
今の事業で新たな収益を生むことはできませんか?あなたの開発力で今からでも収益を上げられるシステムを作ることはできませんか?少しずつ考えていくことが年収アップにつながるはずです。ささいな努力ですが、それが積み重なって、あなたにとって大きな力になるはずです。

どんなに能力がある人でも悩みはあるものです。困った時、不安になった時にはいつでも私たちキャリアコンサルタントに相談に来てくださいね。