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エンジニア転職|大手とベンチャーで悩んだ時の考え方

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ITエンジニア専門の転職エージェント「TechClipsエージェント」を運営するnotari株式会社で、代表を務めている今城と申します。

日頃、転職エージェント業務を行う中で、残念に感じることがあります。それは、「最初のキャリアで失敗しているエンジニアを見かけた時」です。また、「間違った方向に転職をしていくエンジニアの方を見かけた時」も同様です。

今回は、「ITエンジニアが転職の際、大手とベンチャーで悩んだ時にどのように考えるべきか」というテーマを通じて、弊社が考えるITエンジニアのキャリア論をお伝えしていきたいと思います。

※大手企業の定義は、基本的に法律で定められたものはありません。今回は誰もが知っている企業であり、従業員が300名を超えるような企業を大手企業と定義します。

大手企業とベンチャー企業、どちらに転職すべきか?

ITエンジニアで転職を考えている方の中には、大手企業とベンチャー企業のどちらに転職すべきか悩まれる人も多いと思います。そういった悩みに直面した時にどのように考えるべきか、順にみていきましょう。

大手企業とベンチャー企業の違いを知る 

まず必要なのが、大手企業とベンチャー企業の違いを知ることです。以下は、大企業とベンチャー企業の特徴を6つに分けて整理した図です。


図:大手企業とベンチャー企業の違い



上の図の通り、大手とベンチャーでは、経営戦略上の特徴や、組織構造、制度、価値感が大きく異なります。また、これらが違うということは、従業員の特徴や能力についても大きな違いがあるということになります。上記の図も参考にしながら、大手企業とベンチャー企業の違いを自分なりに理解しましょう。

自身のキャリアや人生のビジョンを考える

続いて、自分自身のキャリアや人生のビジョンを考えてみましょう。ここで重要なのは、大枠の方向性が示せれば良いということです。例えば、「お金持ちになりたい!」「有名になりたい!」「研究をして世界的な発表がしたい!」「プログラミングをし続けたい!」など、何でも構いません。

よく、大企業に就職することを目的にしている人を見かけますが、これは間違ったキャリアの考え方です。

我々は、「仕事は、描いたビジョンを叶えるツール」だと考えています。仕事はあくまでツールです。まず、自分自身の人生のビジョンや自身のキャリアについて、大きな方向性を考えることが重要であり、そこに近づくために必要であれば、大企業に入るという選択肢を選べば良いのです。

具体的に話を聞いてみる

人生のビジョンやキャリアが定まってきたとします。そこで今度はどの手段、つまり、どの仕事や職場を選ぶべきか?を考える必要があります。これは、インターネット上の評判だけで判断することは早計だと思います。百聞は一見にしかずですから、実際に現場で働いている人などに話を聞いてみると良いでしょう。我々は面接もその一つの場であると考えています。

今後求められるITエンジニアのキャリア像とは?

現在の企業を再度考える

VUCAという言葉を聞いたことがありますか?Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉です。現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻く状況を表現するキーワードとして使われています。

近年では、大企業でも一瞬で業績が悪化し、倒産の憂き目に遭うことがあります。企業名はいえませんが、現在40歳の私にとっては、自分が新卒ですごい企業だと思っていた企業が倒産するのを目の当たりにして、この現実を痛感しています。

つまり、何がいいたいかというと、大企業であれ、ベンチャーであれ、時代を見失えば倒産するということです。「大企業だから安心なんて時代じゃない」ということですね。そんな時代を私も含め、皆さんは生き抜いていく必要があるわけです。

先行き不透明な時代に生き残るエンジニアとは?

では、VUCA時代を生き抜いていくために、エンジニアはどうしていくべきでしょうか?答えは至極シンプルですが、「価値を生み出せるエンジニアになること」だと考えます。

エンジニアという仕事は、PHPでプログラムを書くことが仕事ではありません。システムの構造を考え、インフラを整え、システムを実装し、時には生活者の体験をデザインすることが仕事です。そのためには、いわゆる「T字型」といわれる人材になるべきでしょう。幅広く知識を習得しているが、自分の専門性分野を(いくつか)持っていることが重要になると我々は考えています。

VUCA時代の職場の選び方

我々が転職エージェントをやっていてキャリアコンサルタント同士の会話で頻繁に出る言葉は「その会社でその人のキャリアが開いていくのか?」「その会社で経験やスキルが蓄積できるか?」ということです。「今から行こうとする職場であなたは自分のビジョンに対して、正しい方向性でスキルや経験を積むことができるか?」ということに他なりません。

大手企業は一般的には分業が進んでいることが多いです。逆に、ベンチャー企業は、人や組織体制が整っていないため、何でもやらなくてはいけません。分業的な組織で仕事をすれば、専門性は高まりますが、極度にフォーカスされた分野に限定されます。逆に分業的でない組織で仕事をすれば、専門性が身につくことはないかも知れません。

大手、ベンチャーに関わらず、大事なことは、そこであなたが何をできるかです。企業の寿命よりも人間の寿命が長くなってきている昨今、ひとつの企業の傘で生き抜いていくことは稀でしょう。何よりも大事なのは、自分のビジョンに対して、スキルや経験を積み上げていく環境がそこにあるのか?ということなのです。

日々の積み重ねの重要性

技術の世界は日進月歩です。Flashという技術がありましたが、apple社がFlashを表示させないようにしてから一気に価値は低下しましたし、新しい言語、フレームワーク、アーキテクチャが次々に出てきます。

そのような時代を生き抜くトップのITエンジニア、いわゆるCTOやリードテックな人材は一体、普段何をしているのかといえば、業務外でも新しい技術を試したり、自己研鑽を行っています。

IT企業の中には「自宅で自己研鑽をしてない人は採用しない」という企業も出てきています。あなたも1日10分でもいいので、家に帰ってから新しいことにチャレンジしてみましょう。それがきっとあなたのキャリアを育てることにつながるはずです。

<転職のプロに相談してみませんか?>

大企業でも、ベンチャーでも従業員を研鑽させてくれる「良い企業」はあります。また、素晴らしく能力が高い人材が揃っている企業もあります。(Ruby on Railsを作っている企業は今でも20名足らずの企業なのですから。)

しかし、そのような「良い企業」をインターネットで見つけることはなかなか難しいものです。また、仮に知ったとしても、企業の深いところまで情報を知ることは難しいでしょう。そんな時にお手伝いできるのが、我々のようなエージェントです。一人で悩んでいる方や、周囲の知り合いに相談してみたけど、いまいち良い情報が手に入らず困っている方は、是非、一度私たちに相談していただければと思います。きっと、お役に立てると思いますので、お気軽にご連絡くださいね。