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インフラエンジニアの年収について、経済産業省が平成29年8月に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」のデータをもとに解説したいと思います。
インフラエンジニアの平均年収は600万円〜700万円後半となっています。日本人全体の平均年収が450万円弱であることを考えると、相対的に高い給与といえます。
次に、インフラエンジニアに属する職種の平均年収をみてみましょう。
この通り、ITの既存システムの運用や保守よりも、システムを設計する仕事の方が年収が高い傾向があることが分かります。
今度は他のIT職種の平均年収をみてみましょう。
ここから分かることは、インフラエンジニアよりも、コンサルタントやプロジェクトマネージャ、プロデューサーといった管理系職種の方が年収が高い傾向があるという点です。
年収はスキルによっても変わります。中堅人材レベルまでの給与の上昇率は緩やかですが、リーダーレベルになると給与の上昇率がぐっと上がります。
今回はインフラエンジニアの年収について解説しました。ただ、仕事選びにおいて年収は重要な軸のひとつですが、キャリアを考える際にはやりがいや働きやすさなど広い視点で考えることが大切です。また、中長期的に目指すビジョンに対し、身につけなければならないスキルは何なのか?を考え、一時的に給与が上がらなくても経験を取りに行く転職というのも有効です。いずれにせよ、キャリアのことは一人で悩まず、我々のようなキャリアコンサルタントに一度ご相談頂ければと思います。