1. >
  2. >
  3. ゲームエンジニアの転職市場動向【2019年版】|注目分野と期待スキル

ゲームエンジニアの転職市場動向【2019年版】|注目分野と期待スキル

ゲームエンジニアの転職市場動向【2019年版】|注目分野と期待スキルのイメージ画像

約1.5兆円ともいわれるゲーム市場。そんなゲーム市場では新しい技術や分野が登場しています。今回はゲームエンジニアの転職市場動向や期待されるスキルについて解説します。

ゲーム業界全体の市場動向

まず、日本のゲーム市場の市場規模を全体感を考察していきたいと思います。
日本国内のゲーム市場の規模は以下の通りです。

  • ゲーム市場全体 :約1兆5000億円
  • 家庭用ゲーム市場:約4400億円
  • ゲームアプリ市場:約1兆円

 

他市場と比べてみると、成長率が高いインターネット広告の国内市場規模が約1兆円なので、いかにゲーム市場が大きいか想像できるかと思います。また、ゲーム市場自体も年々成長しており、今後も注目される市場といえます。

ゲームエンジニアの転職市場動向

では、ゲームエンジニアの転職市場動向はどのような状況なのでしょうか。ゲーム関連企業の2018年12月までの決算発表をみると、黒字と赤字の企業が混在しており、決してひと昔前のような「誰もが儲かる市場」とはいえないかも知れません。

求められる人材としては、市場の成熟に合わせてスキルレベルの高い人材を求める企業が増えているように感じます。特にオンラインゲームとなると、大量のトランザクション処理やアプリの通信スピードなどが重要視され、高度な技術をもったエンジニアが必要となることが背景にあると思われます。

注目技術と分野

ゲームエンジニアの方が転職する際には市場のトレンドを意識すべきだといえます。ゲーム業界で注目されている技術や分野には次のようなものがあります。

AR

ARゲームの代表格としては言わずと知れた「ポケモンGO」でしょう。実際の空間を移動しながら、そこにポケモンが登場し、様々なキャラクターを捕まえていくというゲーム内容は老若男女問わず、そのゲーム性に惹かれます。全世界では、アプリダウンロード数が8.5億を記録するなど、メジャーゲームへ急成長を遂げました。

VR

VRゲームの代表格としては、PlayStationVRの登場が大きいでしょう。ヘッドセットを被ることで、ゲームの世界に浸る体感はこれまでにない、新しい体験を人々に提供しました。

今後、ARグラスやVRヘッドセットの普及が更に進めば、「家に帰ったらヘッドセットをすぐにつける」「テレビはVRで見る」という時代が来るかもしれません。

eスポーツ

その他でいえば、近年注目度が高いのは「eスポーツ」です。現在(2019年2月時点)ではまだ発表はありませんが、東京オリンピックに向けて日本政府やオリンピックの公式スポンサーのひとつであるインテル社が動いているといわれ、注目度は増すばかりです。

「eスポーツ」とはエレクトロニックスポーツの略称です。全世界ではスポーツ人口が1億人を超えていると言われており、今後、競技人口は更に増加するといわれています。また、大会の奨金額も世界大会では1億円にも及ぶといわれています。種目としてはスポーツゲーム、格闘技ゲーム、シューティングゲームなど様々な種目があります。

eスポーツへの注目が集まる中、ゲーム動画をライブ配信する「Twitch」やサイバーエージェントグループが運営をする「OPENREC.tv」などのサービスも注目を集めています。

 

ゲーム開発によく使われる言語

ゲームエンジニアとしてキャリアアップを目指したいと思っている方はどの様な言語を学ぶべきでしょうか。ゲーム開発によく使われる言語とその特徴をピックアップしてみましたので、参考にしてみてください。

C#

ゲームに留まらず、様々なwebサービスに使われるC#。ポータルサイトのYahoo!もC系の言語でできていますし、ゲーム基板もC系で開発されているものが多いです。ゲームエンジニアを志す方は押さえておきたい言語のひとつでしょう。

C++

バージョンアップ版のC言語と考えてください。C++はC#と比較すると難易度が高い言語仕様を持っていますが、ハード制御が得意であり、実行速度が迅速といった特徴をもっています。

JavaScript

主要Webブラウザが対応する唯一のプログラミング言語です。スマートフォンアプリゲームにもよく使われる言語で、手早く開発ができるため、モックアップを作る際に採用されることが多い言語です。

JavaScriptはゲーム以外のwebサイトにもよく使用されることから、ゲームエンジニア以外の方が学ぶのにもおすすめの言語です。ただ、フレームワークを勉強すれば良いわけではなく、JavaScript自体の構造を理解し、自由にカスタマイズできることが理想だと思います。

Swift

Appleが開発したプログラミング言語で、iOS、macOS、Linux上で動作します。主にスマートフォン向けのゲームアプリに採用されます。Swiftはそれまで使われていたObjective-Cと比較すると、モダンな文法と潜在的なバグ確認が容易になる特徴をもっています。ゲームに留まらず、スマートフォンアプリを作りたいというエンジニアは勉強しておくと良いでしょう。

Unity

ユニティテクノロジーズが提供するゲーム開発プラットフォームをUnityといいます。2D、3Dのゲームを作る際に利用されることが多く、VRなどの開発現場でも良く使用されます。直感的に扱うことが可能ですが、細部にこだわることが多いゲーム業界では、プログラミングが必要になるため、C#、JavaScriptなども同時に覚えておくと良いと思います。

その他、身につけるべきスキル

プログラミングスキルが重要なのは当然のこと、ゲームエンジニアがその他に身につけておいた方が良いスキルとは何でしょうか?

それは「コミュニケーションスキル」「ロジカルシンキング」だと考えます。

例えば、ソーシャルゲームであれば5名〜10名のチームで開発、運営、保守を行ないます。ゲームの規模が大きければ更にその人数は増えていくでしょう。そこでチーム運営を円滑に進めていくために必要なのがコミュニケーションスキルです。

この場合のコミュニケーションスキルに関しては、「仲間の意見や主張が聞ける、正しく分かる」「こちらの意図が伝えられる」ということです。

また、コミュニケーションスキルを正しく機能させるためには「ロジカルシンキング」が必要になるでしょう。ロジカルに問題点の抽出を行なったり、またその解決策を見出すことはもちろん、その内容を理由と方法を含めてチームに提示していく必要があります。

どのようなシステムにも大小なりともトラブルは起こります。その際に、正しく正確に伝え、チームの意思決定まで導くことが重要です。1日システムが止まるだけで数百万円、数千万円の損失が出る可能性がある業界ですから、プログラミングスキルと合わせて持っていたいスキルですね。

その他、過去の記事でエンジニアの年収に関連するスキルの記事がありますので合わせて読んでみてください。

エンジニアの年収アップを阻む3つの壁と攻略法とは?

まとめ

いかがでしたか?今回はゲームエンジニアの転職市場動向や期待されるスキルについて解説しました。

Cool Japanの活動でも見て取れるように、日本のゲーム文化は世界に誇るべきものだと考えています。eスポーツの潮流をみても、今後のゲーム業界及びその周辺ビジネス領域は非常に興味深いです。ゲーム業界に少しでも興味がありれば、ぜひご相談を頂ければと思います。