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プロジェクトマネージャーの転職市場動向|転職に向けて準備すべき事とは

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プロジェクトマネージャーとは、システム開発におけるプロジェクト全体の管理を担う仕事です。エンジニアのキャリアアップのひとつの選択肢ともいえます。そこで、今回はプロジェクトマネージャーの転職市場動向や、転職に向けて準備すべきことについて解説していきます。

プロジェクトマネージャーの転職市場動向

昨今、「IT人材の管理者不足」が叫ばれていることはご存知でしょうか?政府の統計データでは、IT人材自体が枯渇しているともいわれています。

具体的には、2015年にIT人材は85万人おり、不足だった人数は17万人と発表されています。

2030年には少子高齢化が加速し、労働人口が減少するにも関わらず、そのIT人材の需要は高まるため、高いシナリオでは70万人程度が不足するといわれています。IT人材自体の母数が少ないわけですから、プロジェクトマネージャーの数も足りないのは必然です。

次に弊社の法人企業(事業会社中心)の採用求人データベースから募集職種を見直してみたところ、約70%程度の企業で事業マネージャー、プロダクトマネージャーなどの管理職種の募集がありました。

残りの30%の企業でも「将来の幹部候補」「将来のマネージメント層」などの文言が散見されます。つまり、「どの企業もマネージメント層が枯渇している」「マネージメント層を求めている」といえるでしょう。

 

そして、プロジェクトマネージャーの募集時の年収で言えば、年収600万円以上から1,000万円程度と記載されている募集が多いため、一般的な30代のシステムエンジニアの年収が450万円程度という統計データから見ると、1.5倍から2倍以上になるケースもあると言え、各社とも力を入れて採用しているといえます。

プロジェクトマネージャーの種類と仕事内容

ひとくちにプロジェクトマネージャーといっても、サービスを行なっている事業会社と、コンサルティングやSIerなどの顧客にプロダクトを提供している会社では役割や働き方も少し違います。次にその辺りを整理していきましょう。

事業会社のプロジェクトマネージャー

サービスを持つ事業会社のプロジェクトマネージャーはひとつの事業部や部署であるケースも多く、部長などが兼任するケースが多いといえます。事業会社のプロジェクトマネージャーの仕事は、社長や取締役会からの銘を受け、サービスやプロダクトを開発し、リリース、運用保守、収益化というところまで求められるケースも多いです。

そのため、収益管理、人材管理、スケジュール管理だけには止まらず、サービスの基本構造やアーキテクチャーを決定するという権限も持っています。またリリース後も収益やコストをウォッチし続けることになります。そのため、見なくてはいけない視点は幅広く、幅広いスキルセットを求められるのです。

コンサルティング、SIerのプロジェクトマネージャー

コンサルティングやSIerのプロジェクトマネージャーは、事業会社と比較するともう少し現場寄りな立ち位置になり、顧客に対峙する企業側の責任者となります。多くの場合は、課長などが兼任することが多いと考えます。主な仕事としては、顧客の要望に対して、プロダクトの構造やアーキテクチャーを作成し、その案を顧客とすり合わせながら作り上げていきます。

その作業が終わると、実際の開発に移っていきます。管理する内容としては収益管理、人材管理、スケジュール管理となります。顧客と折衝した予算の中でいかに効率的にリソースを投下し、納期までにプロジェクトを完遂させるか?ということがメイン業務になります。サービスリリース後、そのプロダクトの収益に意見することは稀であり、段階的なシステム改修などはあったとしても、作業ボリュームとしてはリリースまでが大きな仕事になるといえます。

転職活動に向けて準備すべきこと

それでは、上記のような求人に応募をするためにどんな準備が必要でしょうか。今回はエンジニアとビジネスサイドの場合で分けて考えてみたいと思います。

エンジニアの方の場合

開発現場での作業は一通り経験し、把握しているということが必要です。その上で、小さくても良いので、自分がリーダーとしてチームを組織した経験が必要になるでしょう。最初はある程度、規模が絞られた範囲内で大丈夫です。3名〜6名程度のチームであれば、目も届きやすいですし、何か問題があっても対応をしやすいでしょう。

上記を運営しながら、マネージメント手法、簡単な経理知識、マーケティング知識を学んでおくと良いでしょう。上記はエンジニアリーダーからプロジェクトリーダーになる場合にボトルネックになるケースが多いスキルです。

またコミュニケーション能力もマネージャーにとっては大事なスキルです。「どういうコミュニケーションを取れば、メンバーが有機的に、効率的にワークしてくれるか?」ということを日々考えながら学びましょう。

またプログラミングが早い、スーパーエンジニアだからといって、良いプロジェクトマネージャーになれるとは限りません。「名選手、名監督では非らず」とよく言われますが、自分のストロングポイントだけではなく、幅広く知識や経験を習得しておくべきでしょう。

ビジネスサイドの方の場合

交渉などに長けているビジネスサイドの方の場合、学ぶべきはプログラミングやシステムアーキテクチャに関してです。自分がコードを書けるようになる必要はありませんが、「どこが難しいのか?」「何に苦戦しそうなのか?」「そもそもエンジニアがプロダクトを作るということはどういうことなのか?」ということを把握する意味でも、自分でサーバーを立ち上げ、プログラミングをしてみることも大事です。

開発プロジェクトの中で、エンジニアがマネージャーに言われて一番嫌な言葉のひとつに「こんなのササッとできるでしょ?」という軽いノリの依頼です。

シンプルに見えても、裏側では複雑な処理が行われていることを考えると、本来であれば軽々しいことは言えないはずですが、そういう話をされるビジネスサイド出身のプロジェクトマネージャーの方をお見かけします。

またエンジニア出身の方の場合でも記載しましたが、新しいプロジェクトもビジネスですので、マネージメント手法、簡単な経理知識、マーケティング知識なども自分が足りないと感じる場合は学んでおくべきでしょう。

まとめ

プロジェクトマネージャーの仕事の難易度は高く、その分だけ市場からのニーズも高いといえます。

その分、年収面はかなり高くなります。エンジニアの方にとってはマネージメント方面にいくか?それともスペシャリストになるか?ということもひとつの分岐点だと思います。自分の将来の理想像、ありたい生活スタイルなどを総合的に考え、判断をすべきでしょう。

場合によっては、会社の上層が詰まっており、思ったキャリアプランを描けないというケースもあると思います。キャリアの分岐点、自分や今勤めている会社の将来像など、迷うことがあれば是非弊社のキャリアコンサルタントに相談をしてみてください。弊社のキャリアコンサルタントはエンジニア出身者のみで構成されており、様々な経験をしているので、きっとあなたのお役に立てるはずですよ!