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データベースエンジニアに役立つ資格【2019年版】

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データベースエンジニアとは、データベースの設計・開発・運用保守などを行う技術者のことです。 データベースエンジニアの仕事に就くためには、必ずしも資格は必要ありません。 しかし、資格取得に向けた学習はスキルアップにつながり、転職時のスキル証明として活用できます。 そこで、今回は、データベースエンジニアに役立つ資格について、種類や難易度、取得のメリット等を解説していきます。 データベースエンジニアになるためにどうしたら良いか悩んでいる方や、既にデータベース関連の業務を行っていて、キャリアアップを検討されている方などは、是非ご一読ください。

データベースエンジニアの資格を取得するメリット

そもそも、データベースエンジニアの仕事に資格は必要なのでしょうか?実は、必ずしも資格は必要ありません。しかし、資格取得には様々なメリットがあるのも事実です。例えば次のようなメリットがあげられます。

  • 資格取得に向けた学習が、スキルアップにつながる
  • 転職時に、スキル証明としての活用できる
  • クライアントに対し、安心感を与え、信頼を得やすい
  • 社内でプロジェクトにアサインされる可能性が高まる


自分の将来のキャリアを考えて見た場合に、役立つものであれば、取得して損はありません。ただし、一つ念頭に置くべきとは、資格を取るだけで満足してはダメということです。資格を通じてキャリアが開ければ、それは素晴らしいことですが、大切なのはその先です。学んだことを実務に落とし込み、成果にむすびつける必要があります。

データベースエンジニアに役立つ資格

データベースエンジニアは、システムインフラを担うエンジニアです。従って、データベースの知識はもちろん必要ですが、それ以外に、周辺領域の知識も必要になります。そこで、データベースエンジニアに役立つ資格として、少し広めに解説したいと思います。

■情報処理技術者試験

情報処理推進機構(IPA)が運営する資格で、下位資格から順に以下のレベルで構成されています。

  • ITパスポート試験
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • 高度情報処理技術者試験


ITパスポート試験は基礎的な知識を問うもので、実践的な内容が問われるのはそれより上位の資格です。データベースエンジニアを目指す場合は、基本情報技術者試験、あるいは応用情報技術者試験から始めるとよいと思います。また、高度情報処理技術者試験は分野別に分かれており、後述するデータベーススペシャリスト試験も高度情報処理技術者試験のひとつです。

■データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が運営する資格で、高度情報処理技術者試験に紐づく資格です。データベースの企画から要件定義、開発、運用・保守に至るまでの高度な知識と実践的な能力を問われる試験となっています。技術動向を理解したうえで、目的に応じて技術選定をしたり、標準化やリポジトリシステムの開発、運用保守ができる能力を証明できます。

データベーススペシャリスト試験の難易度

以下の図は、データスペシャリスト試験の受験者数と合格者、合格率の推移です。注目すべきは合格率です。平成30年の合格率は13.9%ですので、難易度が高い資格といえるでしょう。

 

データベーススペシャリストを取得するメリット

データスペシャリストは、情報処理推進機構が運営するIT関連資格では最高難易度のレベル4に設定されています。先程の図で示した合格率の推移からも難易度の高さがうかがえます。

しかし、裏を返せば、転職活動の際に一定の知識を証明でき、有利に働くメリットがあります。また、クライアントと向き合うことが多いエンジニアの方の場合、資格を保有していることで信頼獲得にもつながるでしょう。

データベーススペシャリストの試験時間と出題形式

データベーススペシャリスト試験は、以下のような試験時間で行われます。


・午前Ⅰ  :9:30~10:20(50分)    多肢選択式

・午前Ⅱ :10:50~11:30(40分)   多肢選択式

・午後Ⅰ  :12:30~14:00(90分)  記述式

・午後Ⅱ:14:30~16:30(120分) 記述式

データベーススペシャリスト試験に向けた学習ポイント

まず、試験内容をしっかりと理解することが重要ですが、特に以下はおさえておくとよいでしょう。


・出題テーマと出題配分

・点数配分

・過去問対策

・記述問題対策


出題テーマと出題配分については、過去問の傾向をみれば、どのテーマがどの程度の比重で出題されるか掴むことができます。手数配分も同様ですが、より点数にむすびつく設問を落とさないような学習が必要といえます。また、過去問対策も重要です。例えば午前Ⅱの試験では4割り程度が過去問から出題されます。尚、データスペシャリスト試験は、記述式の問題も出題されますので、表面的な丸暗記では回答が難しいものも出てくるはずです。記述式で出題されるテーマについては、深く理解しておく必要があります。

■Oracle Master

oracle_master

 

Oracle社が運営するOracle Databaseに関する認定資格です。世界共通基準の資格となっており、古くから人気がある資格のひとつです。

Oracle Masterの種類と難易度

Oracle Master試験は難易度別に以下4つに分けられています。下位資格を取得しなければ上位資格を受験できないため、順番に取得していく必要があります。

 

Bronze

難易度はそれほど高くなく、基礎知識を問われる試験になっています。

 

Silver

データベースの管理からパフォーマンスやセキュリティなど、問われる内容は多岐にわたります。

 

Gold

プロフェッショナルとしての知識やスキルを問われます。講習の受講が認定条件となっています。

 

Platinum

最高難易度に位置付けられた資格で実技試験となります。

Oracle Masterのメリット

solid ITが運営するDB-ENGINES.comによれば、2019年3月のデータベースランキングにおいてOracleは1位となっています。未だ高いシェアを保っているデータベースの資格なので、その技術の証明ができる点は実務面でもメリットといえます。また、初学者にとってはリレーショナルデータベースの仕組みを学ぶいい機会となるでしょう。

■OSS-DB

oss-db

 

OSS-DBはオープンソースデータベースの知識と技術を認定する資格で、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が運営しています。SilverとGoldの2つのレベルがあり、Silverはデータベースシステムの設計、開発、運用技術があることを、Goldは大規模データベースシステムの改善や管理、コンサルテーションができることを問う試験内容となっています。

OSS-DBの出題傾向

出題傾向としては、下位資格であるSilverは一般知識の他、運用管理や開発に関して出題されるようです。上位資格であるGoldは運用管理、性能監視、パフォーマンスチューニング、障害対応といった内容が出題されます。

OSS-DBを取得するメリット

基幹システムや業務システムを中心に採用されているOSS-DBで、実務に役立つことはもちろん、資格取得により、高い信頼や評価を得られるメリットがあるといえます。

■MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)

MCP(Microsoft Certification Program)はマイクロソフト社が運営し、マイクロソフト製品の知識や技術に関する認定資格です。2012年以前は「マイクロソフト認定プロフェッショナル」と呼ばれていましたが、その後は「マイクロソフト認定資格プログラム」に名称改定しています。国内で10万人以上が取得しており、IT関連の中でも人気な資格のひとつですが、製品やバージョンに応じて細かく区分されているため、手当たり次第取得しても実務に直結しづらい印象です。自身が身につけたいものに応じて受験科目を選びましょう。

MCPの種類と難易度

MCPは大きく以下のような体系になっています。エキスパートが最も難易度が高いです。

 

mcp

 

・エントリー(MTA:テクノロジーアソシエイト)

・アソシエイト(MCSA:ソリューションアソシエイト)

・エキスパート(MCSE:ソリューションエキスパート)

  (MCSD:ソリューションデベロッパー)

資格以外のお役立ち情報

データベースエンジニアを目指す方や、既にデータベース関連の仕事に就いており、キャリアアップを目指している方向けに、資格以外のお役立ち情報をご紹介します。

データベースエンジニアの将来性

高度情報化社会において、データベースエンジニアは今後、ますます重要性が増すと思われます。データベースエンジニアの将来性やキャリアパスの描き方については以前記事にまとめましたので、興味がある方は参考にしてください。

クラウド化がデータベースエンジニアに与える影響

近年、急速にクラウドを利用する企業が増えており、これに伴いインフラ領域は隣り合う領域との垣根が低くなってきています。そのため、今後は「データベースのことしか分からないエンジニア」から、「データベースに詳しいクラウドエンジニア」へのキャリアシフトも選択肢の一つとなるでしょう。

クラウドに関する資格については、以前記事にまとめたので、興味がある方は参考にして頂ければと思います。

まとめ

今回はデータベースエンジニアに役立つ資格について解説しました。データベースエンジニアには幅広い知識が必要ですので、市場価値を高めていくためには、知識やスキルを磨き続ける必要があります。資格はあくまでひとつの手段ですが、興味があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。

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