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クラウドエンジニアとは|仕事内容と必要なスキル

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近年、多くの企業がクラウドを活用するようになり、クラウドエンジニアの需要が伸びています。そこで、今回は、クラウドエンジニアの仕事内容や必要なスキルについて解説していきます。クラウドエンジニアを目指している方や、業務でクラウドを利用している方は是非ご一読頂ければと思います。

クラウドエンジニアとは

クラウドエンジニアとは、クラウドを利用してサーバーやネットワークの設計、構築、運用・保守等を行う技術者のことです。クラウドエンジニアを理解するには、そもそもクラウドとは何かを理解する必要があります。以下では、クラウドとは何かや企業の利用状況、最近よく耳にするSaaSとの違いなどについて解説します。

クラウドとは

クラウドとは「クラウドコンピューティング」の略称であり、一言でいえば、インターネットを通じてサービスを利用できるものと理解すれば良いでしょう。

 

以前は自社でハードウェアを購入し、ソフトウェアをインストールするなど、手間がかかっていましたが、昨今は、通信速度やサーバースペックが向上し、インターネットを通じて快適にサービスを使える環境になりました。これにより、多くの企業がクラウドを利用するようになったといえます。

企業のクラウド利用状況

以下の図を見ると、クラウドサービスを利用している企業が2016年から大幅に上昇しているのがわかります。クラウド利用の拡大傾向は今後もつづくとみられており、クラウドエンジニアの需要は拡大すると思われます。

 

図:企業のクラウド利用状況

※出展:総務省 平成30年 情報通信白書

クラウドとSaaSとの違い

クラウドと同じく、近年よく耳にするのがSaaSです。SaaSとはSoftware as a Serviceの略で、インターネットを通じてアプリケーションをサービス提供するものを指します。これだけ聞くとクラウドと同じでは?と思うと思いますが、クラウドはより大きな概念であり、下記の図でいうIaaS・PaaS・SaaSを含んだものと思えばよいでしょう。

 

図:IaaS・PaaS・SaaSの違い

3大クラウドサービス

クラウドサービスの主要プレーヤーとしては、Amazonが運営するAWS(Amazon Web Service)と、Googleが運営するGCP(Google Cloud Platform)、Microsoftが運営するAzureがあります。

3大クラウドサービス

 

これらはサービス内容が異なり、目的によって向き不向きがあります。例えば、AWSは様々なサービスとAPIにより連携されており、アプリケーション開発を行いやすい特徴があります。対して、GCPはAIや機械学習関連のサービスが豊富で、分析が行いやすい特徴があります。また、料金プランもAWSが1時間単位での課金であるのに対し、GCPは分単位での課金になっているので、利用方法によってコスト面で差が生じます。

クラウドエンジニアの仕事内容

つづいて、クラウドエンジニアの仕事内容をみていきましょう。仕事内容は大きく、設計・構築・保守/運用に分けられます。

設計

クラウドエンジニアの重要な業務が設計です。そして、設計の際の大事なポイントのひとつが「拡張性」を考慮して設計する点です。
オンプレミス上の既存サービスをクラウド上に移管する場合や、新規で新たにクラウド上にサービスを立ち上げる場合など、パターンは様々だと思います。ただし、いずれの場合も最初に将来を見越して拡張性を考慮した設計を行うことが肝心です。

構築

構築もクラウドエンジニアの重要な仕事です。クラウドサービスは競争が激しく、各社次々と新しい機能をリリースしています。構築に役立つ最新機能を常にキャッチアップするように心がけ、気になるものは勉強会に参加したり、試しに使ってみるといった心構えが必要です。

保守/運用

サービスを運用していくと、色々な問題が発生します。例えば、想定していたよりもアクセスが多い場合、データベースは問題ないけれど、CPUに負荷がかかりすぎているといったことも起きかねません。また、想定よりもコストがかかり過ぎているといったこともあるでしょう。

最悪の場合、サービスが止まってしまうケースもありますので、安定稼働のためのチューニングや問題点の洗い出しは常に必要になってくるといえます。また、いかに運用コストを抑えられるかも、クラウドエンジニアの腕の見せどころです。

クラウドエンジニアに必要なスキル

では、クラウドエンジニアに必要なスキルについてみていきましょう。

クラウド技術の知識とスキル

当然ですが、クラウド技術に関する知識とスキルが必要です。では、「クラウドに関する知識とスキル」とは具体的にどのようなものでしょうか?携わる業務によって差異はありますが、例えば以下のようなものがあげられます。

 

  • クラウドを利用し、可用性やコスト効率が良い分散システムを構築するスキル
  • クラウド上で耐障害性が優れたシステムを構築できるスキル
  • ネットワークやストレージ、データベースの知識
  • アーキテクチャの設計力
  • セキュリティを加味した設計力
  • アプリケーション開発、デプロイ、デバッグのスキル
  • APIやCLI、SDKを使いこなし、アプリケーションを記述するスキル

クラウドサービスの理解

クラウドエンジニアであれば、上述したAWS、GCP、Azure等、主要クラウドサービスの種類や特徴について知っておく必要があるでしょう。

クラウドの勉強・スキルアップについて

クラウドの勉強方法

クラウドの学習方法には、書籍やWebサービスなど、役立つものがいろいろとあります。クラウド経験はないけど、いちから勉強したいという方は以下の記事にクラウドの勉強方法をまとめていますので参考にしてみてください。

クラウドに関する資格

上述したとおり、クラウドエンジニアには幅広い知識が必要です。一朝一夕で身につくものではありませんが、資格を通じて体系的に学習するのも有効だと思います。クラウド関連の資格では、AWS認定ソリューションアーキテクトをはじめ、いくつか種類があります。クラウドエンジニアに役立つ資格については、以下の記事にまとていますので参考にしてみてください。

クラウドエンジニアのやりがい

最後にクラウドエンジニアのやりがいについてみてきましょう。やりがいのひとつ目は、システムのインフラを支えるという意味で、非常に重要な役割を担える点です。やりがいのふたつ目は、新しい時代を切り開く存在であるという点です。あらゆるモノがインターネットにつながり、膨大なデータが生み出され、AIによって自動制御するような時代が来ようとしています。そんな急速な時代の変化を前にして、企業は生き残りをかけて変化しなければなりません。このクラウド時代においては、クラウドエンジニアが変化の担い手となる必要があり、重要性は高まるばかりです。

 

データ駆動型社会のイメージ

データ駆動社会

出典:経済産業省 ~CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革~中間とりまとめ報告書

 

IT人材全体の中でクラウドを理解し、使いこなせる人はまだまだ不足しています。そのため、いまクラウドの技術を身につけることは市場価値をより高めることにつながります。クラウドエンジニアとして理想の姿は「幅広くサーバーサイドなどへの知識もあるが、メインはクラウドを使ったインフラエンジニア」という姿でしょう。

まとめ

今回は、クラウドエンジニアの仕事内容と必要なスキルについて解説しました。身につけるべき知識やスキルは幅広いものですが、まずはどういったものなのか、体験してみてはいかがでしょうか。AWSなどには無料枠がありますので、自宅で試してみるとよいと思います。

<キャリアや転職のお悩み、お気軽にご相談ください>
現在、インフラエンジニアの方も、これからクラウドを使ったインフラエンジニアになりたいと考えている方にとってもキャリアの選択というのは難しいですよね。ただ、単純にここ数年年収が上がれば良いということではなく、継続的に価値のあるエンジニアになっていくためのキャリアの選び方が重要であると思います。一人だけではなかなか難しいと思いますので、第3者として私どもにお気軽にキャリア相談に来ていただければと思います。