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20代エンジニア|転職の落とし穴【7選】

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IT人材不足が叫ばれ、エンジニアの社会的地位が向上しつつあります。そのような中、キャリアアップを目指して転職を検討されている20代エンジニアの方もいると思います。転職にはメリットもありますが、リスクもあります。 そこで、今回は「20代のエンジニアが転職で陥りがちな失敗」について解説したいと思います。注意点や解決方法にも触れますので、20代のエンジニアで転職に関心がある方は是非、ご一読ください。

(1)スキルや経験のミスマッチ

20代エンジニアが転職で失敗する原因のひとつに「スキルや経験のミスマッチ」があります。これには、企業側が求めるスキルや経験に対して、エンジニアのスキルや経験が足りない場合だけでなく、企業が求めるスキルや経験に対し、エンジニアのスキルや経験が高すぎる場合もあります。

 

では、これらのミスマッチはなぜ起こるのでしょうか?例えば以下のような問題があります。

転職者側の問題

  • 転職先の企業を知名度や企業規模で選んしまった
  • ビジネスモデルへの認識が甘かった

 

20代のエンジニアで、特にはじめての転職の場合は、転職先を企業の知名度や規模で選びがちです。キャリアアップしたいという気持ちはわかりますが、転職してやりたい業務ではなかったという失敗例はよくあるので、慎重な企業選びが必要です。

 

また、ビジネスモデルへの理解が浅く、失敗するケースもみられます。
例えば、常駐型派遣。いわゆるSES企業は顧客企業にエンジニアを常駐させることで収益を得るビジネスモデルです。ビジネスモデル上、会社の売上高と社員数は大きくなりやすいのですが、転職者が業界に疎い場合、単に「ITの大手企業」という印象で選んでしまうケースがみられます。
SESは派遣される現場によって必要なスキルが変わるため、戦略的なスキル獲得には不向きといえます。20代前半のエンジニア初心者が「プログラムを書きまくる場」として選ぶ場合は良いとは思いますが、20代半ば〜後半のエンジニアでSIerなどからこういった企業に転職をすると、抜け出せなくなるリスクもありますので注意が必要です。

企業側の問題

  • エンジニアに対し、業務レベルに見合わないスキルセットを求めている
  • 選考時に実態と合わない業務内容を伝えていた

 

スキル的なミスマッチは企業側に問題がある場合もあります。例えば、エンジニアに対して過剰なスキルセットを求めているケース。これは、エンジニア組織に自信を持っている企業(特に上場企業)によくみられます。エンジニアが入社してみると、行なっている業務が局所的だったり、意外にレベルが高くないというケースがあります。大きい組織の場合、細かく分業されている場合があるので、業務範囲やジョブローテーションについては選考時にしっかり確認しておく必要があります。

 

また、選考時に実態と合わない業務内容を伝えていたというケースは、知名度が低いベンチャー企業によくみられます。転職者の経験や、今後目指したいレベルに見合う環境がまだ用意できていないにも関わらず、見合う環境があるような伝え方をしてしまうのです。選考時には、本当にこの会社に求める環境があるのか、未来の展望ではないのか、しっかりと見定める必要があります。

(2)人間関係のミスマッチ

退職理由として多いのが人間関係の問題です。転職を考えている人の中には、人間関係の悩みを抱えていて、転職先で良い人間関係をつくれるか不安だという方も多いと思います。

人間関係のミスマッチはなぜ起こるのか

人間関係のミスマッチは、相互理解度が低い場合に起こります。本来、コミュニケーションを通じて折り合いをつけていくものですが、「どうにも合わない人」がいる場合もあると思います。そして、それが一人なのか、数十人なのかは大きな違いです。

転職で人間関係のミスマッチリスクを防ぐには

転職後に「人間関係的に合わなかった」とならないようにするには、転職する前にある程度、その会社で働く人について知る必要があるでしょう。

 

可能であれば選考中、難しければ内定直後で構いません。現場の方や直属の上司になる方と面談をしてみるとよいと思います。できるだけカジュアルな雰囲気で話をする方が本音が聞けるので、ランチなどでもよいと思います。
採用企業の人事としても、人間関係のミスマッチは防ぎたいと思っていますので、お願いすればきっとセッティングしてくれるはずです。

(3)自身の目指すべき方向性と企業の方向性のミスマッチ

20代エンジニアの転職は、30代や40代の転職に比べてキャリアの自由度が高く、エンジニア不足の転職市場も相まって、思わぬ有名企業から誘いが来るケースもあるでしょう。これらは、20代エンジニアにとってよいことではありますが、落とし穴になる場合があります。
特に注意したいのが、未経験領域へのシフトです。20代であれば、年齢の強みを活かし、これまでの経験と少し離れたキャリアにシフトすることも可能でしょう。しかし、その次の展開もしっかりと見越した上で転職しなければ、後々、後悔する場合があります。

方向性のミスマッチはなぜ起こるのか

・有名企業という点に惹かれて入ったら、業務内容が面白くなかった
・違うことがやってみたくなって方向転換したら、抜け出せなくなった
・企業側の経営や事業環境が大きく変化してしまった

方向性のミスマッチを防ぐためにすべきこと

・しっかりとキャリア設計を行う
・企業名に惑わされない
・自由度の高さに惑わされない

自身と企業の方向性の合わせ方

今回、「自分のやりたいことと、企業の方向性のズレ」ではなく、「自身が目指すべき方向性とのズレ」と記載をしました。やりたいことで周りから評価されることは素晴らしく幸せなことでしょう。しかし、「やりたいこととで周りから評価されること」と「周りに価値を提供できる」ということは異なります。

 

そのため、常に「自分がやりたいと思えること」と「自分ができること」と「誰かのために役に立つこと」の3つの点で考えた時に、全てを満たしているものが自身が目指すべき方向といえるのではないでしょうか。いきなり答えが出るとは限りません。日々少しずつでも考えていくことが重要かも知れません。

(4)労働時間が想定外で失敗

20代のエンジニアが転職時で陥る失敗として、「労働時間」が想定と違ったというものがあります。
労働環境に関しては、選考時に聞きにくい部分かもしれませんが、入社後にこんなはずではなかったと嘆くのは避けたいところです。転職エージェントをうまく活用して、情報を聞き出しましょう。

(5)安定しすぎて、スキルが身につかず失敗

「世界で戦える優秀なエンジニアになる」と意気込み、大企業に転職してみたものの、安定しすぎていて、スキルがなかなか身につかないといったことはよくあります。
怖いのは、安定しているからこそ、居心地がよく、気がついた時には、スキルや年齢の問題から身動きが取れなくなるパターンです。

 

近年ではプロフェッショナル職などのキャリアを用意する企業も増えてきていますが、開発はパートナー企業に丸投げという企業も多くみられます。そういった環境でいくら開発スキルを高めようとしても、なかなか難しいでしょう。入社前にしっかりと業務内容を確認しておく必要があります。

(6)業績不振で先行き不安

現在は先行き不透明で予測不可能な時代です。現在、収益の高い企業が、他社の破壊的イノベーションによって急激に業績が傾くということも大いにありえます。

 

20代のエンジニアが転職をする際、会社の将来性について情報収集し、分析を行うことは大切です。しかし、上記の通り、先行きについて、確かなことは誰にもわかりません。だからこそ、大切なのは、常に自分自身の能力を磨き続けて、会社が傾いても生き残れる自信を持つことだと思います。

(7)未経験からのエンジニア転職を甘く見て失敗

エンジニア未経験の場合、業界への理解不足から、意図しない企業に入社してしまうことも少なくありません。一番多いケースは常駐型派遣エンジニアです。客先クライアントとなる常駐先で業務を行うエンジニアです。場合によってはその企業から一人で常駐先に派遣されるケースもあります。常駐先によって案件は異なるため、習得できる技術は自分で選択をすることもできず、昔ながらの技術を使い続けなくてはいけないため、エンジニア自身の市場価値がどんどん下がっていってしまうこともあります。最終的に40歳以上になった際に、常駐先を見つけることもできず、給与も下がっていき、就職もできないということもあると聞いています。

この状態になりかけていると自分自身で気づいた時にはすぐに転職を行うべきです。若ければ若いほど良いということになりますので、できる限り早く抜け出すことが重要です。

まとめ

今回は20代エンジニアが転職の際に注意すべき点について解説しました。実際に転職を進める際にすべきことについては、別の記事にまとめていますので、こちらも是非参考にしてもらえればと思います。

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