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30代になり、仕事も一通り覚え、この先の人生も徐々に見え始めているこの時期。「このままのキャリアでいいのか?」「今の会社のままでいいのか?」など、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

転職が当たり前の世の中になり、30代で転職するエンジニアも増えています。
ただ、20代のときのように気軽に転職できるかというと、そうはいきません。そこには、30代という年齢の壁があるからです。

そこで今回は、30代のエンジニアの転職につきまとう「年齢の壁」、そして30代のキャリアを発展させるための転職の考え方について解説していきます。30代のエンジニアで転職を検討されている方は、ぜひご一読ください。

会社や組織における30代エンジニアの位置付け

まず大切なことは、会社や組織において30代のエンジニアというのはどういった位置付けなのかを知ることです。以下で、技術面と管理面の2面から考えていきます。

プロフェッショナルとしての技術

30代となると、大学卒業の方であれば最低でも8年程度、大学院卒業の方であれば6年程度のエンジニアとしての実務経験があることになります。

もちろん業界や業種にもよりますが、採用する企業側としては転職活動をしているエンジニアに対して、ある程度の技術や経験を求めることが一般的です。
30代のエンジニアの方に対して採用企業は、事業、プロダクト、メンバーへの技術指南なども含めて、技術的に組織を牽引できることを求めていると考えてよいでしょう。

組織を牽引できるリーダー

30代のエンジニアには、リーダーとして組織を牽引できる力も必要になってきます。
具体的には、チームのメンバーや後輩に対して、効果的なコミュニケーションを取ったり模範となる行動を見せたりすることを期待されていると考えるとよいでしょう。

転職における30代エンジニアの「年齢の壁」

企業の期待する役割の整理が終わったところで、実際に30代のエンジニアが転職する際にいわれる「年齢の壁」について解説をしていきます。

給与

年齢が上がってくれば、基本的に給与も上がっていくことが多いかと思います。当たり前ではありますが、給与が高い方を採用する際には企業側はどうしても慎重になりますので、要求レベルや採用基準も高くなっていきます。

組織やチームへの順応

30代のエンジニアの場合、仕事の仕方などに癖がついているものです。癖はある意味、所属していた企業での経験や学びの現れであり、持っていること自体は決して悪いことではありません。しかし、その経験や癖が新しく所属する企業にとってよい癖とはいえず、順応できなければマイナス評価になってしまうこともあるでしょう。
また、その癖はこれまでのエンジニアとしての成功体験ともいえるため、個人としてもなかなか捨てづらいという側面もあり、非常に厄介です。

技術習得

技術習得においても、経験や成功体験が邪魔をしてしまうことがあります。

とくにITエンジニアの場合、新しい技術が毎年のように登場します。必ずしも新しいことがよいわけではありませんが、多くの場合はより簡単に、より効率的に開発できるように革新が行われているものです。
そのため、年齢を重ねてもこれまでやってきた自分自身のスキルや能力をある意味否定し、新しいスキルや技術に対しても積極的に学ぼうとする姿勢が重要です。

しかし、多くの30代のエンジニアの方は自分自身の成功に固執し、新しい学びを拒否してしまう傾向があります。そのため、年齢を重ねてくると新しい技術を習得しづらいと一般的に考えられています。

転職が成功するエンジニア、失敗するエンジニアの差

では、転職が成功するエンジニア、失敗するエンジニアの差というのはどういったものなのか考えていきましょう。

転職が成功するエンジニアの特徴

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転職が成功するエンジニアの特徴は以下のとおりです。

確固たるエンジニアリングスキルがある

基礎があれば、新しい物事に対しての習得も早く、応用が利く。

プログラミングスキルなど、業務に関わるスキルや経験が高いことももちろん重要です。しかし、コンピューターに対して深い造詣があることなど、エンジニアリングにおける基礎的な知識や能力が高いことが重要であると私たちは考えます。
基礎があれば、新しい物事に対しての習得も早いですし、応用が利くでしょう。

自分自身のキャリアに方向性や志がある

しっかりとキャリアについて考えられている方が転職に成功している。

エンジニアの方の中には、どうしても転職回数が増えてしまう方もいらっしゃいます。これ自体はスペシャリストとして致し方ない部分もあります。

ただ、その際に重要なのは、「自分のキャリアとしてどういった方向性を持って働いているのか?」「自分自身の達成したい志は何なのか?」「自分自身にはどういった価値があるのか?」などと、キャリアについてしっかりと考えられているかどうかです。
自分自身のキャリアに方向性や志がある方が、転職に成功しているケースが多いといえます。

組織やチームに対しての順応性

組織・チーム・環境に対して柔軟に順応できるか?ということもとても大事な能力。

転職することで、30代で新プロジェクトに着手するなど、これまで自分自身が経験したことがないお仕事を任されることもあるでしょう。その際、これまでの仕事のやり方が通用しないこともあるかと思います。
つまり、「組織・チーム・環境に順応できるか?」ということも、とても大事な能力であるといえます。

スキル習得のための自己研鑽ができる

自己研鑽ができるエンジニアは価値が上がり続け、市場的な評価も高い。

先ほども記載しましたが、ITエンジニアの技術に関しては毎年のように新しい技術が生まれてきます。つまり、これまで培ってきた技術や経験が意味をなさなくなることもあるのです。
何歳になっても新しい技術に興味を持ち、勉強をし、自己研鑽ができるエンジニアは、価値が上がり続け、市場的な評価も高いでしょう。

正しい生活習慣

組織の模範となるエンジニアであることも、組織からの評価は高い。

冒頭にも記載しましたが、いくら技術が高くても生活習慣や素行が悪い人物を組織の中心に置くことはできません。そのため、スタッフやほかのエンジニアの模範となるような人物は、高く評価されやすいといえるでしょう。
正しい生活習慣を持っており、組織の模範となるエンジニアであることも、転職が成功するエンジニアの特徴です。

転職に失敗するエンジニアの特徴

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転職に失敗するエンジニアの特徴は以下のとおりです。

やりたいことばかりで組織貢献を考えられない

自分の利益しか考えないエンジニアは、最終的には組織からは評価されなくなってしまう。

組織は、 集団で業務を行うことによって、個人で行うよりも効率的に経済活動を全うするために構築されています。 その前提で考えても、自分自身のエゴを通したり自分の利益しか考えなかったりするエンジニアは、どんなにスキルが高かったとしても最終的には組織からは評価されなくなってしまうでしょう。

自分自身の強み弱みを客観視できていない

能力で評価されるエンジニアにとっては致命的。

自分自身を客観的に正しく評価できないエンジニアは、 「自分にとって今何が足りないのか?」「何を行っていけばいいのか?」「どういった能力開発を行えばよいのか?」などを考えることができないため、成長しづらいといえます。
自分自身の能力を高めていくことができない点は、自分の能力で評価されるエンジニアにとっては致命的といえるでしょう。

新しい環境・時代・技術に順応できない

一旦、自分自身の性格や行動を見直してみましょう。

繰り返しになりますが、新しい技術はどんどんと生まれていきます。そのため、30代のエンジニアであっても、新しい開発手法や技術を取り入れていく必要があります。
にもかかわらず、過去の成功体験に固執してしまっている方は、転職しづらい状況になるでしょう。

一見スキルの高いエンジニアでも、組織に順応できず転職してしまうケースは珍しくありません。もしも同じような状況にあるのであれば、一旦自分自身の性格や行動を見直してみましょう。

スキル習得のための自己研鑽ができない

エンジニアとして成長ができないのであれば、自分の価値は向上していかない。

エンジニアのようなスペシャリストにとって、スキルや技術は自分の価値を決める非常に重要な要素です。その上で自分自身の技術のレベルアップができないということは、 自分自身の価値を向上させないということにほかなりません
現時点でレベルが高かったとしても、エンジニアとして成長ができないのであれば、自分の価値は向上していかないと考えてもよいでしょう。

生活が不規則

「エンジニアだから生活が不規則でもよい」ということにはなりません。リーダーになっていく、組織の中心を担っていく場合は、模範となる行動を心掛けなくてはいけません。

30代のエンジニア転職を成功させるために

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ここでは、エンジニア転職を成功させるためのポイントをご紹介します。

転職の目的を決める

まずは、なぜ転職がしたいのか、その目的を明確にしましょう。

  • 今より年収を高くしたいから
  • 開発業務ではなく保守・運用業務に着手したいから
  • さらなるキャリアアップを図りたいから など

目的が明確だと、「自分にマッチした業務内容は何なのか」「どのような企業へ転職すればよいのか」などが見えてきやすくなり、満足な転職を実現しづらくなります。そのため、転職を成功させるには目的を明確にすることが大切といえます。

しかし、中には目的がなかなか見つからない方もいるでしょう。そのような場合は、まず目の前のことに全力投球することが重要です。
目の前のことに全力で取り組んでいると、心が動いたり、周りの人から評価をいただいたりすることがあります。その上で「どういった気持ちになるのか?」「どういう考えが芽生えるのか?」と自分自身と向き合うことによって、目的が見えてきやすくなります。

30代エンジニアの転職市場を理解する

30代のエンジニアの転職においては、プロフェッショナルとしての技術とリーダーシップが求められていることを知っておきましょう。

自分自身の強み弱みを理解し、市場価値を知る

上記の市場を把握した上で自分自身の強みや弱みを正しく理解し、どのように会社やチームに対して貢献していくかを考えていきましょう。

キャリアプランの棚卸しと見直し

自分の強みと弱みを理解するには、これまでのキャリアの棚卸しと今後のキャリアプランの見直しをセットで行う必要があります。

この際に今まで培ってきた経験や知識・技術だけではなく、「どういったときに自分が喜びを感じたか?・悲しみを感じたか?」などもあわせて考えておくとよいでしょう。
もちろん、年収も大事です。しかし、仲間との連帯や社会に対しての有用性なども感じたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 自分自身が何に対して喜びを感じるのかをしっかりと見返しておくことで、転職の満足度を高めやすくなります

マネジメントの経験を積む

エンジニアの転職では主に知識やスキルが重視されますが、「人をまとめるのが得意」「教えることが得意」などのマネジメント経験もアピールポイントになる場合があります。
とくに30代のエンジニアは、仕事を一通り覚え、ある程度の開発経験を積んでいることから、知識・スキルにくわえてマネジメント経験とその実績が重視される傾向があります。そのため、実務としてマネジメント経験を積んでおくと、転職を成功させやすくなるでしょう。

社外の人と交流しておく

社外の人と交流すると、社内にいると手に入りづらい情報やアイデアを得やすくなります。さまざまな情報を入手しておくと、転職を有利に進めやすくなるほか、転職後のキャリアアップにも役立てることができるため、キャリア形成を考え始める30代のエンジニアにとっては重要なポイントといえるでしょう。

転職活動へ

ここまで来て初めて転職活動を開始するべきだと考えます。

最後に、どういった方法で転職先を選ぶのか?を決めていきます。転職方法に関しては別のページにまとめているので、そちらもぜひ参考にしてください。

30代 転職ガイド

正直、こういった思考を自分ひとりでやるのはかなり大変です。また自分自身では気付けないことや思いつかないこともあるでしょう。そういった際にはぜひ弊社のキャリアコンサルタントにご相談ください。

私たちは一人ひとりのキャリアに向き合っておりますので、現在のところ弊社をご利用いただいて、1年以内に離職したエンジニアの方はゼロです。

もし「ひとりで答えが出せない」「自分自身のキャリアが心配」という方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に弊社にご相談くださいませ。

30代のエンジニアに転職エージェントの利用がおすすめの理由

30代のエンジニアが転職をする際は、積極的に転職エージェントを利用することをおすすめします。その理由は以下の2つです。

自分に合う企業を見つけやすくなるから

30代は、20代・40代に比べてライフイベントが多い年代といわれています。そのため、30代のエンジニアが転職する際にはライフイベントを考慮し、「福利厚生が充実している」「有給を取得しやすい」などの特徴を持つ企業を選ぶことも大切です。

しかし、自らそのような企業を一から探すとなると、なかなか難しいものです。
そこで役に立つのが転職エージェントです。利用者の悩みに寄り添いながら転職活動をサポートしてくれるため、ひとりで行動するよりも効率よく自分に合う企業を見つけられるでしょう

年収アップの交渉がしやすくなるから

30代のエンジニアは20代のエンジニアに比べて、転職による年収アップが実現しやすいといわれています。しかし、そのためには自らのキャリアをアピールしたり、年収アップについて直接交渉したりしなければなりません。中でも交渉は難易度が高く、なかなか実践できない方もいるでしょう。

このとき、転職エージェントを利用すればキャリアコンサルタントが交渉を代行してくれます。自ら企業に交渉せずに済むため、良好な関係を築いたまま年収アップを図れるでしょう。

30代のエンジニアが転職先を選ぶ際のチェックポイント

最後に、30代のエンジニアが転職先を選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。

将来性のある分野に着手しているか

変化が著しいIT業界で転職する場合、転職先を選ぶにあたって「将来性のある分野に着手している企業かどうか」を確認することは重要なポイントといえます。
今注目を集めている分野が数年後も最前線にあるかというと、そうとは限りません。そのため、将来を見越して事業に取り組んでいる企業に転職すれば、転職後も安定的にエンジニアとして活躍できるでしょう

年収が上がる見込みはあるか

転職直後の年収が上がるかどうかだけでなく、その後にも年収アップの見込みがあるかどうかも、転職先を選ぶ際に確認しておきたいポイントです。具体的には、評価制度の内容や昇進の条件などを確認するとよいでしょう。

上述のとおり、30代はほかの年代に比べてライフイベントが多い傾向があります。これは言い換えれば、多くのお金が必要になる可能性があるということです。そのため、年収が上がる見込みがあるかどうかは、転職先を選ぶ時点で確認しておくことが重要です。

まとめ

30代のエンジニアには、プロフェッショナルとしての技術と組織を牽引できるリーダーシップが求められる傾向があります。そのため、確固たるエンジニアリングスキルがある方、そしてマネジメント経験がある方は転職を成功させやすいといえます。
その上で、転職の目的を明確化したり、30代エンジニアの転職市場を理解したり、キャリアプランの棚卸しと見直しをしたりすれば、より効率的に転職を成功させられるでしょう。

とはいえ、自分ひとりで目的の明確化や市場理解を行うのはなかなか難しいものです。もしサポートが必要であれば、ぜひ弊社のキャリアコンサルタントにぜひお気軽にご相談ください。
弊社のキャリアコンサルタントは、元エンジニアや開発現場で経験を積んだ人物です。エンジニアの方の気持ちに寄り添ったサポートが行えるため、お困りごとやお悩みがある方はぜひ利用を検討してみてください。

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