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投稿日: 2023/12/05

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「受託開発・SIerは今後も残るのか、それとも衰退するのか」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。とくに、受託開発・SIerに興味を持ち転職を検討している方にとっては、気になる疑問かもしれません。

そこで今回は、受託開発・SIerの将来性について解説します。あわせて、将来を見据えて高めておくべき能力、その能力を高めることで就きやすくなるエンジニアの役割もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

受託開発・SIerの将来は明るいか?

受託開発・SIer(System Integrator:システムインテグレーター)の将来は、技術の進化やビジネス環境の変化によって大きく影響を受ける可能性があります。

デジタル変革の進展

ビジネスにおいてDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中で、企業は新しいテクノロジーを取り入れ、既存のシステムをアップグレードする必要があります。これに伴い、受託開発・SIerは「DXの支援」や「新技術の導入」に関与する機会が増える可能性があります。そういった点では、将来は明るいと考えられるでしょう。

クラウドサービスの普及

クラウドサービスの普及により、企業は外部から提供されるインフラストラクチャやサービスに依存することが一般的になっています。これにより、受託開発やSIerはクラウドベースのソリューションを提供する重要なプレイヤーとなる可能性があります。

人工知能(AI)や自動化技術の活用

AIや自動化技術の進化によりルーチン業務の自動化が進む一方で、高度な専門知識が求められる場面もあります。システムやソフトウェアの開発を行う受託開発・SIerは、開発業務の専門知識に精通しているため、技術の導入やカスタマイズ、最適化に関与することで付加価値を提供できるでしょう。

セキュリティの重要性

デジタル化が進む中でセキュリティの重要性も高まっています。これに伴い、多くの企業は受託開発やSIerに「セキュリティに関する専門知識を提供し、企業が安全な環境でビジネスを展開できるようサポートする役割」を期待しています。そのため、セキュリティに関する知識や技術を強化することによって将来が明るくなるケースもあると考えられます。

上述したポイントから、受託開発・SIerの将来は明るいといえます。
ただし、競争が激しく技術の変化が速いため、常に新しい知識や技術の取得に努め、市場の変化に柔軟に対応する必要があります。また、顧客のニーズや市場の要求に敏感であることも成功の鍵となるでしょう。

受託開発・SIerはどういった能力を高めておくべきか

受託開発・SIerとして成功するためには、幅広い能力を備える必要があります。
以下でご紹介する8つの能力はとくに重要で、総合的に高めることで受託開発やSIerとしての競争力を向上させることができます。

1.技術的な専門知識

受託開発・SIerは、開発言語やフレームワーク、クラウドプラットフォームなど、クライアントの要望に応じた技術スタックに対応できなければなりません。そのため、最新技術のトレンドやツールについて深く理解する必要があります。

2.プロジェクトマネジメント

受託開発・SIerには、プロジェクトの計画や進捗管理、リスク管理などのプロジェクトマネジメントスキルが不可欠です。納期を守りながらも品質を確保するための、効果的な計画策定とコミュニケーションが求められます。

3.コミュニケーションスキル

クライアントとの円滑なコミュニケーションが、プロジェクト成功の鍵です。そのため、要件の理解、進捗報告、課題の共有など、クリアで効果的なコミュニケーションスキルも必要になります。

4.解決力と柔軟性

受託開発・SIerには、問題が発生した際に素早く適切な解決策を見つけ、柔軟に対応できる能力が求められます。また、変化する要件や状況に適応できる柔軟性も欠かせません。

5.品質管理

高品質なソフトウェアを提供するための品質管理スキルも、受託開発・SIerには必要です。品質管理スキルには、テストの計画と実施、品質向上のプロセスの確立なども含まれます。

6.セキュリティ意識

デジタルセキュリティの重要性が高まっている背景から、受託開発・SIerにはセキュリティの専門知識やベストプラクティスを理解し、プロジェクトにセキュリティを組み込むスキルが求められます。そのため、セキュリティに関するスキルも重要といえるでしょう。

7.チームワーク

受託開発・SIerには、効果的なチームワークを築く能力も必要です。とくに大規模なプロジェクトでは、異なる専門分野のメンバーと協力することが一般的なため、この能力が重要になるでしょう。

8.学習意欲と適応力

技術の進化が速いため、新しいツールや言語、フレームワークに対応できるような学習意欲と適応力が求められます。

必要な能力を磨くことで就ける具体的なエンジニアの役割は?

先ほどご紹介した能力を磨くことで、さまざまなエンジニアの役割に就くことが可能です。

これらは一例であり、専門性を深めた場合は、たとえばモバイルアプリケーション開発やデータサイエンティスト、ネットワークエンジニアなど、さまざまなエンジニアリングの分野でキャリアを築くことができます。選択した道によって必要な能力や専門知識は変わるため、興味や適性に合わせて進むことが重要です。

必要な能力を磨くことで転職できる具体的な企業は?

受託開発・SIerに必要な能力を磨くことで、たとえば以下の企業に転職することができます。

・SIer企業(他社のシステム構築をメインで行っている企業)
・コンサルティング企業(特定の事柄または分野について専門的な助言を提供する企業)
・自社サービス企業(Webサイトやアプリなどを自社で開発している企業)
・企業の社内SE

業界および企業に応じた求人情報を調査し、採用条件や求められるスキルを確認して、自分に合った企業へ転職しましょう。

もしわからないことがあれば、転職エージェントにも相談してみてください。

まとめ

デジタル変革の進展やクラウドサービスの普及により、受託開発・SIerの将来は明るいと考えられます。ただし、だからといって安堵してはいけません。
受託開発・SIerとして成功するには、技術的な専門知識やプロジェクトマネジメントスキル、解決力、柔軟性など、さまざまな能力が必要です。そのため、将来が明るいからといって驕ることなく、自らのスキルアップや最新技術の習得に努めるようにしましょう。

なお、私どもTechClipsエージェントは、 ITエンジニアやITコンサルタントを目指す皆さまのキャリアプランの相談をはじめとした、 無料の転職支援サービスです。人生の目標やキャリアの方向性を整理し、一緒に考えていく作業に多くの時間を割いています。
もしひとりで自分自身のキャリアに悩んでいるのであれば、この機会にぜひご相談ください。

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