結論からお伝えします。ITコンサルタントへの転職でエージェントを選ぶときに見るべきなのは、「ITコンサル求人を総合系・IT系・独立系まで横断して持っているか」「SIer・SES出身者をコンサルに送り込んだ実績があるか」「ケース面接と職務経歴書を“コンサルの型”で対策してくれるか」の3点です。コンサル転職は一般のIT転職と選考の作法が違うため、エンジニア転職の延長で動くと書類で落ちます。
この記事では、ITコンサルタントを目指す方、とくにSIer・SESから未経験でコンサルに挑戦する方に向けて、転職エージェントを比較する6つのポイント、初回面談で必ず聞くべき質問、利用の流れを、現役エンジニアが相談に乗る転職エージェント「TechClipsエージェント」の視点で解説します。
まず確認:ITコンサル向け転職エージェントの早見表
| チェック項目 | 見るべきこと | 面談で聞く一言 |
|---|---|---|
| ① ITコンサル求人の幅 | 総合系・IT系・独立系をカバーしているか | 「どのファームの求人が多いですか」 |
| ② 未経験転職の実績 | SIer・SES出身者のコンサル転職事例があるか | 「私と同じ経歴で決まった事例は」 |
| ③ 選考対策の中身 | ケース面接・職務経歴書をコンサル向けに直すか | 「職務経歴書はどう書き換えますか」 |
| ④ ファームの内情 | 面接官の傾向・稼働・案件タイプを知っているか | 「このファームの面接で見られる点は」 |
| ⑤ 年収・タイトル交渉 | 入社タイトル(アナリスト/コンサルタント)を交渉するか | 「タイトル交渉の事例はありますか」 |
| ⑥ 入社後の視点 | ポストコンサルまで含めてキャリアを話せるか | 「3年後の選択肢はどうなりますか」 |
ITコンサルタント転職でエージェントが特に重要な3つの理由

一般的なIT転職なら求人サイトから直接応募しても成立しますが、ITコンサルタントの転職では、エージェントを使うかどうかで結果が大きく変わります。理由は3つあります。
理由1:選考が「コンサルの型」で行われる
コンサルティングファームの選考では、職務経歴書は「担当した技術」ではなく「クライアントの課題 → 自分の打ち手 → 定量的な成果」で読まれます。面接でもケース面接や「なぜコンサルか」の深掘りがあり、エンジニア転職の面接対策はそのままでは通用しません。この型を知っているエージェントに書類を直してもらえるかどうかが、書類通過率を左右します。
理由2:ファームごとに求める人物像と選考傾向が違う
同じ「ITコンサルタント募集」でも、総合系ファームの基幹システム刷新案件と、IT系・独立系ファームのDX推進・PMO案件では、求める経験も面接で聞かれることもまったく異なります。どのファームがSIer出身者を積極採用しているか、どのファームが未経験を取らないかは求人票に書かれていません。エージェントがその差を把握しているかで、応募先の精度が変わります。
理由3:年収がタイトルで決まる
コンサルファームの年収は、入社時のタイトル(アナリスト、コンサルタント、シニアコンサルタントなど)でほぼ決まります。同じ経歴でも、どのタイトルで入るかで年収が100万円以上変わることは珍しくありません。タイトル交渉は個人では難しく、ファームの評価基準と過去の決定事例を知っているエージェントが間に入る価値がもっとも出る場面です。
ITコンサルタント向け転職エージェントの選び方|6つの比較ポイント
① ITコンサル求人を「総合系・IT系・独立系」まで横断して持っているか
コンサル特化型エージェントは戦略系・総合系に強い反面、IT系や独立系のDXファームには弱いことがあります。逆にIT特化型は独立系に強くても大手総合系の求人が薄いことがあります。ITコンサルを目指すなら、両方を横断して提案できるエージェントが理想です。初回面談で「どのファームの求人が多いですか」と聞けば、得意領域はすぐにわかります。
② SIer・SES出身者をコンサルに転職させた実績があるか
SIerやSESで要件定義や上流工程を経験したエンジニアは、ITコンサルタントの有力な候補です。ただし「エンジニア経験をコンサルの言葉に翻訳する」作業が必要で、これはやったことのあるエージェントでないとできません。「私と同じような経歴でコンサルに決まった事例はありますか」と率直に聞いてください。具体的な事例が返ってこないなら、そのエージェントにとってあなたは初めてのケースです。
SIerとITコンサルの仕事の違いを整理したい方は、以下の記事もご覧ください。
SIerとITコンサルの違いとは?5つのカテゴリに分けて徹底解説
ITコンサルタントはどういう職種?仕事内容や求められる理由について
③ 職務経歴書とケース面接を「コンサルの型」で対策してくれるか
エンジニアの職務経歴書は「使用技術・担当工程・規模」で書かれていることがほとんどですが、コンサルの選考では「どんな課題に対して、自分が何を考え、何を変え、結果どうなったか」が読まれます。この書き換えを一緒にやってくれるか、ケース面接の模擬練習をしてくれるかを確認してください。「誤字脱字と体裁を見ます」という添削では不十分です。
書類と面接の基本は以下の記事にまとめています。
ITエンジニア必見!職務経歴書の書き方と完成時のチェックポイント
ITエンジニア転職の面接対策|よく聞かれる質問と失敗しないための準備
④ ファームの内情(稼働・案件タイプ・面接官の傾向)を知っているか
コンサル転職で入社後に後悔する原因の多くは、稼働時間と案件タイプのミスマッチです。「このファームは今どんな案件が多いか」「平均的な稼働はどのくらいか」「面接官は何を重視するか」を具体的に答えられるエージェントは、そのファームと密に付き合っています。求人票の文言しか返ってこないなら、距離が遠いと判断してください。
⑤ 年収だけでなく「入社タイトル」を交渉してくれるか
前述のとおり、コンサルの年収はタイトルで決まります。オファーが出たあとに「コンサルタントではなくシニアコンサルタントで」と交渉できるかどうかは、エージェントがそのファームの評価基準を知っているかにかかっています。「タイトル交渉をした事例はありますか」と聞いてみてください。TechClipsエージェントでは利用者の95%が年収UPを実現しており、交渉の進め方も面談時にご説明しています。
IT業界全体の年収感はIT業界の年収はどう推移しているのかを参考にしてください。
⑥ ポストコンサルまで含めてキャリアを一緒に考えてくれるか
ITコンサルタントは「ゴール」ではなく、事業会社のDX推進責任者、PM、スタートアップのCTOなどへの「通過点」として選ぶ人も多い職種です。「3年後にどんな選択肢が増えるか」まで話せるエージェントは、あなたの転職を点ではなく線で見ています。逆に「とにかくコンサルに入りましょう」としか言わないエージェントは、入社させることが目的になっています。
未経験からITコンサルを目指す人が初回面談で必ず聞くべき5つの質問

- 「私の経歴で、今すぐ応募できるファームと、経験を1〜2年積んでから狙うべきファームはどこですか」 現実的な選択肢を分けて答えられるかで、エージェントの理解度がわかります。
- 「職務経歴書のどこを、どう書き換えますか」 具体的な指摘が出てこないなら、コンサル向けの添削経験が浅い可能性があります。
- 「このファームの面接で、SIer出身者が落ちやすいポイントは何ですか」 落ちる理由を知っているエージェントは、通る対策も持っています。
- 「入社タイトルと年収レンジの目安を教えてください」 曖昧な答えしか返ってこないなら、そのファームでの決定事例が少ないということです。
- 「コンサルに行かない選択肢も含めて、私のキャリアをどう見ますか」 この質問に正面から答えてくれるエージェントは信頼できます。
ITコンサル転職でエージェントを使う流れ
基本的な流れはITエンジニアの転職と同じで、無料登録 → 電話ヒアリング → キャリアカウンセリング → 求人提案 → 書類添削 → 面接対策 → 選考 → 内定・条件交渉 → 入社という順番です。詳しい10ステップはITエンジニア向け転職エージェントの選び方で解説しています。
ITコンサル転職で特に時間をかけるべきなのは、カウンセリングと書類添削の2工程です。「なぜコンサルなのか」「エンジニア経験のどこがコンサルで活きるのか」を言語化できていないまま応募すると、面接で必ず崩れます。TechClipsエージェントでは現役エンジニアのコンサルタントがこの言語化を一緒に行い、応募先ファームごとに職務経歴書を書き分けています。
TechClipsがご紹介するコンサルティング企業の一例
TechClipsエージェントがITコンサルタント職をご紹介している企業の一例です。
- 大和総研
- リヴァンプ
- デロイトトーマツ税理士法人
- ノースサンド
- ベイカレントコンサルティング
- ビジョン・コンサルティング
- Dirbato
- アクティヴァーチ・コンサルティング など
中には年間決定数No.1、内定率No.1の企業もあります。詳しくはご登録後にご案内いたします。
よくある質問
SES出身でもITコンサルタントになれますか?
なれます。要件定義や顧客折衝の経験があれば、IT系・独立系ファームを中心に十分に狙えます。実装しか経験がない場合は、まず上流工程を経験できる環境への転職を挟むか、PMO案件から入る選択肢があります。どちらが現実的かは経歴によるので、エージェントに率直に判断してもらうのが早道です。
コンサル特化型とIT特化型、どちらのエージェントを使うべきですか?
エンジニアからITコンサルを目指すなら、エンジニアの経歴を正しく評価できるIT特化型をメインにし、大手総合系の求人を補完する目的でコンサル特化型を1社併用するのがおすすめです。同じファームへの重複応募だけは避けてください。
ITコンサルタントの年収はどのくらいですか?
ファームと入社タイトルによって大きく異なります。同じ経歴でもタイトルが一段違えば年収が100万円以上変わることがあるため、「年収いくら」よりも「どのタイトルで入れるか」をエージェントに確認してください。
転職するか決めていない段階でも相談できますか?
できます。「コンサルに行くべきか、今の会社で上流を目指すべきか」という段階の相談こそ、エージェントを使う価値があります。TechClipsエージェントではキャリア設計の相談だけのお申し込みも受け付けています。
まとめ
ITコンサルタントへの転職は、求人の幅・選考の型・年収の決まり方のすべてがエンジニア転職と異なります。だからこそ、ITコンサル求人を横断して持ち、SIer・SES出身者の転職実績があり、コンサルの型で書類と面接を対策してくれるエージェントを選ぶことが、結果を左右します。初回面談で本記事の6つのポイントと5つの質問を確認すれば、合わないエージェントに時間を取られることはなくなります。
TechClipsエージェントは、現役エンジニアがキャリア相談から年収・タイトル交渉までを担当する、ITエンジニア・ITコンサルタント専門の無料転職支援サービスです。レガシーなSIer・SESからのキャリアチェンジに特化し、転職後1年以内の離職者ゼロを更新中です。「コンサルに行くべきか迷っている」段階でも構いません。まずは無料のキャリア相談からお気軽にお申し込みください。
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