インターネットが普及し、さらにはテクノロジーが発展した今、個人や企業を狙ったサイバー攻撃が深刻化しています。この背景から、情報の機密性・完全性・可用性を確保する「サイバーセキュリティ」に注目が集まっており、理解を深めることが重要視されています。
そこで今回は、サイバーセキュリティの概要から必要性、種類、最新事情までご紹介します。また、TechClipsエージェントでご紹介しているサイバーセキュリティ会社さまもご案内しているので、ぜひ最後までご覧ください。
サイバーセキュリティとは?
サイバーセキュリティ(Cybersecurity)とは、コンピューターシステムやネットワーク、ソフトウェア、データをサイバー攻撃から保護するための実践や技術の総称。主な目的は、機密性・完全性・可用性を確保し、組織や個人の情報資産を悪意ある第三者やサイバー攻撃から守ることです。
サイバーセキュリティは、さまざまなレベルで展開されます。以下は、サイバーセキュリティの一般的な概念と手法の一例です。
サイバーセキュリティは、急速に進化するサイバー脅威に対抗するために絶えず改善され、新たな技術や手法が導入されています。
なぜサイバーセキュリティが必要なのか?
サイバーセキュリティが必要な理由には、主に以下の5つが挙げられます。
データ保護
組織や個人のデータは貴重であり、機密情報や個人情報がサイバー攻撃者によって不正にアクセスされたり盗まれたりすると、深刻な影響が発生します。
サイバーセキュリティは、これらのデータを保護し、機密性を確保する役割を果たすため必要といえます。
ビジネスの連続性
サイバー攻撃が発生すると、組織の情報システムが損傷を受け、サービスが中断される可能性があります。これにより、ビジネスプロセスが停止し、収益の損失や信頼性の低下が生じる可能性があります。サイバーセキュリティは、ビジネスの連続性を確保し、サービス提供の安定性を維持するのに役立ちます。
知的財産の保護
企業や組織は、独自の技術やノウハウを含む知的財産を保有しています。サイバー攻撃が成功すると、これらの貴重な財産が漏洩してしまう可能性があります。
サイバーセキュリティは、知的財産を保護し、競争優位性を維持するのに寄与します。
個人プライバシーの尊重
各種サービスへのログインやネットショッピングなど、インターネットを通じて行われる活動に関連する個人情報も、事故や悪意のある攻撃によって漏洩したり悪用されたりすることがあります。
サイバーセキュリティは、個人の情報を不正アクセスから守り、プライバシーの尊重を確保します。
国家安全保障
サイバー攻撃は国家安全保障にも関連しています。
国家は、他国や組織からのサイバー攻撃に対して国内のインフラや機密情報を守る必要があります。サイバーセキュリティは、国家の安全を確保する一環として重要です。
総じて、サイバーセキュリティ対策は現代社会において不可欠であり、組織や個人がインターネットやデジタル環境で安全に活動するために欠かせない要素となっています。
サイバーセキュリティの主な種類
サイバーセキュリティと一言でいっても、その種類はさまざまです。それぞれ、異なる側面やアプローチを対象としています。
これらのサイバーセキュリティの種類は相互に補完し合い、包括的なセキュリティポストチャーを構築するために組み合わせて利用されます。
最新のサイバーセキュリティテクノロジーにはどのようなものがあるのか
新たな脅威に対応するため、サイバーセキュリティテクノロジーは急速に進化しており、さまざまな革新的なアプローチやツールが開発されています。
以下にて、最新のサイバーセキュリティテクノロジーの例をご紹介します。
人工知能(Artificial Intelligence – AI)および機械学習(Machine Learning – ML)
AIおよびMLは「異常検知」「挙動分析」「パターン認識」などの分野で利用され、新たな脅威に対応する能力を向上させています。これにより、複雑に変化する攻撃に対してより迅速かつ効果的な対策が可能となります。
ゼロトラストセキュリティ(Zero Trust Security)
ゼロトラストセキュリティは、ネットワーク内のどのデバイスやユーザーにも信頼を与えず、常に認証と認可を要求するセキュリティモデルです。これにより、不正アクセスを最小限に抑えます。
エンドポイント検出と対応(Endpoint Detection and Response – EDR)
EDRは、エンドポイントでの不正活動を検知し、即座に対応するためのテクノロジーです。挙動分析や脅威インテリジェンスを活用して、高度なエンドポイントセキュリティを提供します。
クラウドネイティブセキュリティ
昨今、クラウド環境に特化したセキュリティツールやサービスが増えています。
中でもクラウドネイティブセキュリティは、クラウドプラットフォーム上でのデータおよびアプリケーションのセキュリティを確保するための手段を提供します。
量子セキュリティ
量子コンピュータの発展により、従来の暗号化手法が脆弱になる可能性が出てきました。
量子セキュリティは、これに対抗するための新しい暗号技術やプロトコルを研究および実装します。
サイバー訓練および模擬(Cyber Range)
サイバーセキュリティプロフェッショナルのスキル向上のために、リアルなサイバー攻撃の模擬やトレーニング環境が提供されています。これにより、実践的な経験を積むことができます。
ソフトウェアベースのセキュリティ(Software-Defined Security)
ソフトウェアに基づくアプローチは、柔軟性と効率性を向上させつつ、ネットワークやエンドポイントを保護します。
ソフトウェアベースのセキュリティは、動的かつスケーラブルなセキュリティ対策を可能にします。
これらのテクノロジーは、急速に進化するサイバー脅威に対抗し、セキュリティレベルを向上させるために組み合わせて利用されています。
TechClipsがご紹介するサイバーセキュリティ会社さまの一例
以下は、TechClipsがご紹介するサイバーセキュリティ企業さまの一例です。
・ビズリーチ
・GMOサイバーセキュリティ byイエラエ
・freee
・SHIFT
・サイバーセキュリティクラウド など
詳しくはご登録後にご案内いたします。ご登録はこちらから。
まとめ
サイバー攻撃の深刻化により、これまで以上に重要視されるようになった「サイバーセキュリティ」。AIおよびML、ゼロトラストセキュリティ、クラウドネイティブセキュリティなど、新たなアプローチやツールも登場しており、今後さらに重要性が増すと考えられます。
サイバーセキュリティの重要性が増せば、サイバーセキュリティ会社の活躍の場がより広がる可能性があります。その際は新たな人材を募集する動きが出てくるかもしれないため、セキュリティに関わる仕事がしたい方は、たとえばセキュリティエンジニアやセキュリティコンサルタントなどを目指してみるとよいでしょう。
私どもTechClipsエージェントは、 ITエンジニアやITコンサルタントを目指す皆さまのキャリアプランの相談をはじめとした、 無料の転職支援サービスです。人生の目標やキャリアの方向性を整理し、一緒に考えていく作業に多くの時間を割いています。もしひとりで自分自身のキャリアや転職活動の進め方に悩んでいるのであれば、この機会にぜひご相談ください。
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