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アプリケーションエンジニアとは

投稿日: 2024/07/25

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スマートフォンが普及している今、アプリは人々の生活に欠かせないツールです。そんなアプリを開発する職種が「アプリケーションエンジニア」です。
将来性が期待できる職種のため、アプリケーションエンジニアへの転職を検討している方もいるかもしれませんが、なかには具体的にどのような仕事をするのか、どのような知識・スキルが必要なのかご存じない方もいるでしょう。

そこで今回は、アプリケーションエンジニアの概要から主な仕事内容、アプリケーションエンジニアになるために必要な知識・スキルまでご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

アプリケーションエンジニアとは?

アプリケーションエンジニアとは、パソコンやスマートフォンで利用されるアプリケーション(以下 アプリ)を作るエンジニアのことです。主にアプリの設計や開発、テスト、デプロイ、および保守を担当します。

アプリケーションエンジニアが開発する主なアプリ

アプリケーションエンジニアが開発する主なアプリには、以下の3つが挙げられます。

1.業務系アプリ

業務系アプリとは、日常的な業務を効率的に行うために使用するアプリのことです。

業務系アプリの開発では、企業の業務プロセスを効率化し、業務の生産性を向上させるためのソフトウェアを設計・開発します。通常は特定の業務ニーズに合わせてカスタマイズし、業務の自動化やデータの管理、分析、レポーティングなどの機能を提供します。主な使用言語はCやC#、Java、COBOLなどです。

2.スマホアプリ

スマホアプリとは、スマートフォンにインストールして使用するアプリ全般を指します。

スマホアプリの開発では、コミュニケーションツールやゲーム、ビジネスツールなど、幅広いジャンルのモバイルデバイス(主にiOSやAndroid)向けのアプリを開発します。主な使用言語はJava、Swift、Kotlin、Objective-Cなどです。

3.Webアプリ

Webアプリとは、ブラウザ上で使用するアプリのことです。YouTube・Netflixといった動画サイトや、Amazon・楽天市場といったECサイトもWebアプリにあたります。

Webアプリの開発は、サーバー側の開発を担うサーバーサイドエンジニア、クライアントやユーザー側が使用する部分の開発を担うフロントエンドエンジニアなどが担当します。主な使用言語はHTMLをはじめとし、JavaScriptやPHP、Rubyなどです。

アプリケーションエンジニアの主な仕事内容

アプリケーションエンジニアの主な仕事内容は、ソフトウェアやアプリケーションの設計、開発、テスト、デプロイ、保守などです。一般的な流れは以下のようになっています。

1. 要件定義
2. 設計
3. 開発
4. テスト
5. デプロイ
6. 保守・運用

アプリケーションエンジニアになるためには?

アプリケーションエンジニアとは

アプリケーションエンジニアになるためには、以下のステップを踏むとよいでしょう。

1.基礎知識の習得

まずは、基礎知識を習得する必要があります。

コンピュータサイエンスの基本

アプリを開発するには、プログラミング言語の習得が必須です。そのため、JavaやPython、C#、JavaScriptなど、一般的に使われるプログラミング言語について学びましょう。
また、効率的なコーディングのための基本的なデータ構造とアルゴリズムについて理解することも大切です。

Web技術の基礎

HTMLやCSSなど、Webページの構造とスタイルを習得しましょう。あわせて、Webページに動的な機能を追加するためのスクリプト言語も学びましょう。

2.フレームワークとライブラリの習得

フレームワークとライブラリを習得することも重要です。

フロントエンド

ReactやAngular、Vue.jsなど、現代のWeb開発で一般的に使用されるフレームワークを学びます。

バックエンド

Django(Python)やRuby on Rails(Ruby)、Spring(Java)、Express.js(Node.js)など、サーバーサイド開発に使用されるフレームワークを学びます。

3.データベース技術の習得

データベース技術を習得します。具体的には、MySQLやPostgreSQL、SQLiteなど、データの保存と管理に使用されるデータベースについて学びます。あわせて、MongoDBやFirebaseなど、柔軟なデータモデルを提供するデータベースへの理解も深めましょう。

4.実践的な経験を積む

アプリケーションエンジニアになるためには、実践的な経験を積むことも大切です。

個人プロジェクト

小規模なWebアプリを自ら開発することで、実践的なスキルを習得します。

オープンソースプロジェクト

GitHubやGitLabなどのプラットフォームでオープンソースプロジェクトに貢献することで、実践的な経験とネットワークを構築します。

インターンシップやアルバイト

実際の企業でのインターンシップやアルバイトを通じて、実務経験を積みます。

5.バージョン管理と開発ツールの習得

バージョン管理と開発ツールの習得では、コードのバージョン管理システムを学びます。また、JenkinsやTravis CI、CircleCIなどの継続的インテグレーションと継続的デリバリーのツールについて理解を深めることも重要です。

6.プロジェクト管理とチームワーク

JiraやTrello、Asanaなどのプロジェクト管理ツールを学びましょう。あわせて、スクラムやカンバンなどのアジャイル開発手法も習得します。

7.学位取得や専門コースの受講

コンピュータサイエンスやソフトウェア工学の学位を取得することは、アプリケーションエンジニアを目指すうえで有利です。また、オンラインの専門コースやブートキャンプも有益といえます。

8.継続的な学習とスキルの更新

技術の進歩は速いため、最新のトレンドや技術を学び続けることも欠かせません。定期的に技術ブログを読んだり、技術カンファレンスに参加したりしましょう。

これらのステップを踏むことで、アプリケーションエンジニアとしてのキャリアをスタートし、成功するための基盤を築くことができます。

アプリケーションエンジニアの資格

アプリケーションエンジニアとは

アプリケーションエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、システム開発に関する知識は必要です。また、キャリアにおいて資格は有利になることがあります。

1.基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE)は、 IPA(情報処理推進機構)が提供する資格です。ITの基本的な知識と技術を持つエントリーレベルの技術者を対象とした試験を行います。
試験では、主に「IT基礎知識(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベースなど)」「プログラミング(基本的なアルゴリズムやプログラミングの基礎)」「システム開発(システム設計、プロジェクトマネジメントなど)」に関する問題が出題されます。

2.アプリケーション技術者認定試験(ACE)

アプリケーション技術者認定試験(ACE)は、日本アプリケーション開発技術者協会(JADIA)が提供する資格です。合格すれば、アプリ開発に必要な技術と知識を持っていると証明できます。
試験では、主に「アプリケーション設計(要件定義、設計パターンなど)」「プログラミング(主要なプログラミング言語やフレームワーク)」「データベース(データベース設計、SQLなど)」に関する問題が出題されます。

3.システムアーキテクト試験(SA)

システムアーキテクト試験(SA)は、IPA(情報処理推進機構)が提供する資格です。大規模なシステムの設計・構築に関する高度な知識と技術を持つ技術者を対象とした試験です。
試験では、主に「システム設計(システムアーキテクチャ、設計パターン、非機能要件など)」「プロジェクトマネジメント(プロジェクト計画、リスク管理など)」「ビジネス理解(ビジネス要件と技術要件の統合)」に関する問題が出題されます。

4.Android技術者認定試験(AND)

Android技術者認定試験(AND)は、Japan Android Group(JAG)が提供する資格です。合格すれば、Androidアプリケーションの開発に必要な技術と知識を持っていると証明できます。
試験では、主に「Androidプラットフォーム(Androidの基本構造、UI設計、アクティビティ、サービスなど)」「開発ツール(Android Studio、エミュレータ、デバッグツールなど)」「プログラミング(Java/Kotlin、XML、SQLiteなど)」に関する問題が出題されます。

資格を取得すれば、アプリケーションエンジニアとしての基礎力や専門知識を証明できると同時に、就職やキャリアアップにおいて有利になります。自身のキャリア目標や興味に応じて適切な資格を選び、継続的に学習しましょう。

アプリケーションエンジニアとしてのキャリアアップの方法は?

アプリケーションエンジニアとしてのキャリアアップには、技術スキルの向上だけでなく、ソフトスキルの向上やビジネスの理解も重要です。以下に、キャリアアップの具体的な方法をいくつか紹介します。

1.技術スキルの向上

技術スキルを高める方法は、以下の2つです。

継続的な学習

最新のプログラミング言語やフレームワーク(例:Kubernetes、Docker、Microservices)を学ぶことで、技術的なアドバンテージを得ることができます。
CourseraやUdemy、edXなどのプラットフォームで提供されているオンラインコースを受講し、認定資格を取得することも有効です。

実践的なプロジェクト

GitHubやGitLabなどでオープンソースプロジェクトに参加し、ほかの開発者と協力する経験を積むことで、実践を通して技術スキルを高めることができます。
このほか、新しい技術を試すための個人プロジェクトを立ち上げるのもよいでしょう。

2.ソフトスキルの向上

ソフトスキルを高める方法は、以下の2つです。

コミュニケーション能力

アイデアやプロジェクトの進捗を効果的に伝えるためのプレゼンテーションスキルを高めることで、コミュニケーション能力を総合的に向上させることができます。

問題解決能力

問題を分析し、最適な解決策を見つける能力を養うことも重要です。具体的には、ソフトウェア設計のベストプラクティスを学び、再利用可能で拡張性のあるコードを書くスキルを身につけて、デザインパターンを増やすとよいでしょう。

3.ビジネスの理解

ビジネスへの理解を深める方法は、以下の2つです。

ビジネスアナリシス

まずは、技術的な解決策がビジネスの目標にどのように貢献するかを理解しましょう。そのうえで業界のトレンドや競合他社の動向を把握し、自社の製品やサービスに活かしましょう。

プロジェクトマネジメント

スクラムマスターやプロダクトオーナーの役割を経験し、アジャイルプロジェクトの管理スキルを向上させましょう。具体的には、プロジェクトマネジメントに関する認定資格を取得し、プロジェクトの効率的な管理方法を学ぶのがおすすめです。

4.ネットワーキングとメンターシップ

ネットワーキングとメンターシップを強化する方法は、以下の2つです。

業界のコミュニティ

技術カンファレンスやミートアップに参加し、同業者とのネットワークを構築しましょう。実際に足を運ぶのが難しい場合は、Stack Overflow、Reddit、LinkedInなどのオンラインコミュニティに参加し、知識を共有するのも有効です。

メンターの探求

社内外のメンターを見つけ、キャリアのアドバイスや指導を受けるのもよいでしょう。
自分がメンターとなり、ほかのエンジニアを指導することで、自身の知識を深める方法もあります。

5.キャリアの多様化

キャリアの多様化を強化する方法は、以下の2つです。

フルスタック開発

フロントエンドとバックエンドの両方のスキルを磨き、フルスタックエンジニアとしてのスキルを身につけることで、キャリアの幅を広げましょう。

専門分野の選択

AWSやAzure、Google Cloudなどのクラウドプラットフォームに特化する、またはアプリケーションセキュリティの専門家としてのスキルを磨くなどして、専門分野を選択するのもよいでしょう。

これらのステップを実行することで、アプリケーションエンジニアとしてのキャリアを着実に進め、より高いポジションや責任ある役割を担うことができるでしょう。

まとめ

パソコンやスマートフォンで利用されるアプリを作る「アプリケーションエンジニア」を目指すには、基礎知識を身につけるのはもちろん、フレームワークやライブラリ、データベース技術を習得するほか、実践的な経験を積むことが重要です。あわせて資格を取得すれば、理想のキャリアを歩みやすくなります。

アプリケーションエンジニアへの転職を検討している方は、今回ご紹介した内容を参考に、キャリアアップも見据えて自らの知識・スキルを高めていきましょう。

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