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投稿日: 2024/09/30

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複数人でソフトウェア開発を行う際だけでなく、転職活動においても役立つ「GitHub(ギットハブ)」。とはいえ、その特徴やメリットまでご存じない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、GitHubの概要やGitとの違い、GitHubを効果的に活用するための予備知識、転職におけるGithubのメリットについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

GitHubとは?

GitHubとは、自ら作ったプログラムのソースコードやデザインコードを、公開・共有・管理するWebサービスです。ソースコードのバージョン管理が行えるシステム「Git」が元になっており、公開されてすぐ世界中のプログラマーに使われるようになりました。

たとえば、複数人のプログラマーがサーバーの共有フォルダ上でソースコードを管理したとします。この場合、どのファイルが最新なのかわからなくなり混乱を招く可能性があるほか、編集中のファイルをほかのプログラマーに上書きされてしまうことも珍しくありません。
Gitでバージョン管理を使えば、最新版のフォルダを簡単に把握できる上に、上書きなどによるトラブルも防げます。GitHubはこのGitのオンライン版といえます。

なお、「git(ギット)」は「拠点」、「hub(ハブ)」は「集まり」という意味があります。

GitHubとGitの違い

Gitは「ソースコードのバージョンをいつ・誰が・どこを編集したのか」「最新バージョンはどれなのか」といった変更履歴を管理するツールです。一方で、GitHubはソースコードのバージョン管理だけでなく、ソースコードの共有およびプロジェクトのコラボレーションも実現します。
つまり、Gitは「バージョン管理特化型」であり、GitHubは「プロジェクト管理・コラボレーション特化型」といえます。

このほかの違いとしては、Gitは主にコマンドラインを通じて操作しますが、GitHubはWebベースのUIによる直感的な操作が可能です。

GitHubを効果的に活用するための予備知識

GitHubを効果的に活用するためには、以下でご紹介する予備知識を把握しておくとよいでしょう。

ローカルリポジトリとリモートリポジトリ

リポジトリとは「保管庫」のことで、ソースコードや関連するファイルを格納するための場所です。
リポジトリには、PCに記録される「ローカルリポジトリ」とネットワーク上にある「リモートリポジトリ」の2つがあります。ローカルリポジトリで作業を行い、共有するためにリモートリポジトリにアップロードする流れが基本です。

GitHubはオンラインなので、リモートリポジトリとしての役割を果たします。

クローン

クローンとは、リモートリポジトリの内容をローカル環境にコピーする操作のことを指します。クローンを行うことで、リモートにあるプロジェクトの全ファイル、フォルダ、そして履歴を自分のコンピュータにダウンロードし、ローカル環境でそのプロジェクトを操作・編集・実行することができます。

ブランチ

ブランチとは、作業の流れを分岐させ、その履歴を保持する手法のことです。分岐されたブランチは別のブランチからの影響を受けないため、複数のメンバーがひとつのソフトウェアに対して同時にバグ修正や新機能の追加作業を行うことが可能です。
また、元のデータがあれば修正されたブランチをマージ(統合)することで、ファイルを最初から作り直すことなく、さまざまな修正を適用できます。

コミット

コミットとは、変更をバージョン管理システムに記録する行為のことです。ファイルの変更内容を保存し、その時点のプロジェクトの状態を「スナップショット」として保存します。
コミットを行うとその時点での変更が記録され、後でその状態に戻すことができたり、変更履歴を追跡したりすることができます。

プッシュ

プッシュとは、ローカルで行ったコミット(変更内容)をリモートリポジトリ(GitHub上のリポジトリ)に反映させる操作のことです。プッシュを行うことで、ローカルで作業した変更がほかのメンバーと共有され、リモートリポジトリに反映されます。

たとえば、ローカルの開発環境でファイルを編集し、その変更をコミットした後、プッシュを実行すると、その変更がGitHub上のリポジトリにアップロードされ、ほかのメンバーがその変更を取り込めるようになります。プッシュは、チームでの共同開発やプロジェクトのバージョン管理において重要なステップです。

プルリクエスト

プルリクエストとは、GitHubでのコードレビューおよびマージのためのリクエストを指します。具体的には、あるブランチで行った変更を別のブランチ(通常はメインブランチや開発ブランチ)に統合してもらうための提案を指します。

フォーク

フォークとは、GitHubでのリポジトリのコピーを作成する操作のことです。フォークをすることで、元のリポジトリ(親リポジトリ)から独立したコピーを自分のアカウントに作成し、そのコピーで自由に作業を行うことができます。

転職におけるGithubのメリット

転職におけるGitHubのメリットには以下の点が挙げられます。

1.技術力のアピール

GitHubに自分のプロジェクトやコードを公開することで、実際の技術力を採用担当者や面接官に直接見てもらうことができます。過去のプロジェクトや貢献したオープンソースプロジェクトを通じて、コードの品質や問題解決能力、開発スタイルをアピールできます。

2.プロフェッショナルな印象

GitHubのアカウントが整備されていると、プロとしての意識が高い印象を与えられます。定期的なコミットやプロジェクトの管理、ほかの開発者とのコラボレーションなどが見られると、自己管理能力やチームワークの能力も評価されるでしょう。

3.オープンソースへの貢献

オープンソースプロジェクトに貢献していることを示すことで、技術的なスキルだけでなく、コミュニティへの貢献意識や協調性をアピールできます。これにより、企業は「候補者が積極的に新しい技術を学び、共有する姿勢を持っている」と認識するでしょう。

4.ポートフォリオとしての活用

GitHubは、自分のポートフォリオとしても利用できます。過去のプロジェクトや実績を整理しておくことで、面接時に具体的な例として示すことができます。プロジェクトのREADMEやドキュメントが整っていると、理解しやすく説得力が増します。

5.フィードバックの受け取りと改善

GitHubでコードを公開することで、ほかの開発者からのフィードバックを受け取る機会が増えます。これにより、スキルを磨き続ける姿勢を示せます。
また、他者からの意見を積極的に取り入れる柔軟性を持っていることもアピールできます。

まとめ

GitHubは、自ら作ったプログラムのソースコードやデザインコードを、公開・共有・管理するWebサービスです。転職活動においては、自らの技術力をアピールできることから、非常に有用なツールといえます。利用方法や公開する情報には注意しながら、ぜひ活用してみてください。

私どもTechClipsエージェントは、 ITエンジニアやITコンサルタントを目指す皆さまのキャリアプランの相談をはじめとした、 無料の転職支援サービスです。人生の目標やキャリアの方向性を整理し、一緒に考えていく作業に多くの時間を割いています。もしひとりで自分自身のキャリアや転職活動の進め方に悩んでいるのであれば、この機会にぜひご相談ください。

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