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クロスプラットフォーム開発

投稿日: 2025/04/30

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複数のOS上で同じ仕様のアプリを開発できる「クロスプラットフォーム開発」について、理解を深めたい方もいるのではないでしょうか。

今回は、クロスプラットフォーム開発の概要やメリット・デメリット、おすすめのフレームワークについてご紹介します。ぜひご覧ください。

クロスプラットフォーム開発とは

クロスプラットフォーム開発とは、異なるOSやデバイス上で動作するアプリケーションをひとつのコードベースで開発する手法です。とくにモバイルアプリ開発において、iOSとAndroidの両方で同じコードを活用できる点が注目されています。

従来は、iOSアプリはSwiftやObjective-C、AndroidアプリはJavaやKotlinで個別に開発する必要がありましたが、クロスプラットフォーム技術を使えばひとつのソースコードで両方の環境に対応できます。

クロスプラットフォーム開発のメリット

クロスプラットフォーム開発には、主に以下3つのメリットがあります。

1.開発コストの削減

ひとつのコードベースで複数のOSに対応できるため、ソースコードの共通化を図ることができ、結果として開発コストを大幅に削減できます。それに伴い、人員リソースやメンテナンスコストの軽減も期待できるでしょう。

2.開発スピードの向上

コードの再利用性が高く、とくにUI部分など共通化できるため、開発スピードが大幅に向上します。これにより、リリースまでの期間短縮が期待できます。
バグを修正する際もひとつのソースコードを修正すればOKなケースが多く、あわせて機能追加も行いやすくなるため、保守や品質の向上にもつながるでしょう。

3.エンジニアの確保

これまでは、OSやネイティブ開発言語に対応したプログラミング言語を、それぞれ習得する必要がありました。しかし、ロスプラットフォーム開発では基本的にひとつの言語を習得すればよいため、エンジニアを確保しやすくなります。

クロスプラットフォーム開発のデメリット

クロスプラットフォーム開発にはメリットがある一方で、以下3つのデメリットもあります。

1.パフォーマンスの低下

クロスプラットフォーム開発は、ネイティブアプリに比べてパフォーマンスが劣るケースがあり、複雑なグラフィック処理には不向きです。
また、JavaやKotlinに比べてクロスプラットフォームの開発事例は少ないことから、ものによっては開発や実装ができなかったり時間がかかったりするケースがあるでしょう。

2.デバイス依存の課題

特定のデバイスやOSに対応できない場合があり、動作確認が難しくなることがあります。
また、クロスプラットフォーム開発にはひとつの環境で複数のデバイス機器に対応したスマホアプリを開発できるという強みがありますが、それゆえにOSに依存したバグ対応に追われるケースも出てきます。

3.ネイティブ機能の制限

クロスプラットフォーム開発の場合、デバイス固有の機能をフルに活用できないことがあり、とくに最新OS機能への対応が遅れることがあります。開発したアプリが最新OSで動作しなかった場合、アプリの利用ユーザーが減る可能性があるため、最新OSへの対応は必須です。

クロスプラットフォーム開発におすすめのフレームワーク

クロスプラットフォーム開発

クロスプラットフォーム開発におすすめのフレームワークには、主に以下の4つが挙げられます。

1.Flutter

Googleが提供するフレームワークで、Dart言語を使用します。Dart言語はJavaScriptの問題点を改善するためのWeb開発用言語であり、サーバーやデスクトップ向けのアプリケーションの開発に役立てられます。UIが美しく、パフォーマンスが高い点が特徴です。

2.React Native

Meta社(旧Facebook)が開発したJavaScriptベースのフレームワークです。豊富なライブラリが魅力で、ネイティブ環境と同じようなUIを提供できることから人気が高いという一面もあります。
ReactやJavaScriptに慣れているエンジニアであれば、もしネイティブ開発の経験がなかったとしても開発に従事しやすいでしょう。

3.Xamarin

Microsoftが提供するC#ベースのフレームワークです。機種やOSを問わず、さまざまなアプリケーションを構築するための環境を使用しており、既存の.NETスキルを活用できるため、エンタープライズ向けに強みがあります。

4.Unity

ゲーム開発で広く使われている、C#ベースのクロスプラットフォームエンジンです。C#に慣れているエンジニアであれば、iOS・Androidなどのスマホ向けアプリだけでなく、PlayStation 4やNintendo Switchに適応したゲーム開発も行えるでしょう。

なお、Unityは2D/3Dアプリ開発にも対応しています。

まとめ

クロスプラットフォーム開発は、効率的な開発を実現できる反面、パフォーマンスやデバイス依存性に注意が必要です。目的や要件に応じて適切なフレームワークを選択することで、コスト削減と迅速なリリースが可能になります。

クロスプラットフォーム開発は、アプリ開発の工数やコストを削減できる手法です。そのため、今後アプリ開発に携わる予定があるエンジニアの方は、今回ご紹介した内容をぜひ押さえておいてください。

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