エンジニアを目指すうえで学習必須のものに「プログラミング言語」と「フレームワーク」があります。なかには、これら2つは同じものというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際には別物です。
そこで今回は、プログラミング言語とフレームワーク、それぞれの概要とともに何が違うのかについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
プログラミング言語とは
プログラミング言語とは「コンピューターに命令を伝えるための言語」のことです。主に、Webサイトの構築やアプリケーションの開発、AI・機械学習プログラムの開発などに用います。日本語や英語のようにルール(構文)があるのが特徴で、種類ごとに異なる意味があります。
たとえば、以下は「Python」というプログラミング言語の一例です。
「print(”こんにちは、世界!”)」
このように、あるルールに従ってコードを書くことで、コンピューターが意図通りに動いてくれます。
よく使われるプログラミング言語の例
よく使われるプログラミング言語には、たとえば以下の5つが挙げられます。

フレームワークとは
フレームワークとは「ある目的に特化した開発の“ひな形”や“枠組み”」のことです。WebサイトやWebアプリケーションに共通するプログラムを自動的に作成してくれるため、必要な要素を追記するだけでシシテムを構築できます。
たとえば、Webアプリケーションを開発するにあたって、毎回「ログイン機能」「ルーティング」「データベース接続」などをゼロから構築するのは大変です。そこで活躍するのがフレームワークであり、仮にPythonを用いる場合は「Django」や「Flask」を使うことで、基本機能を一気に構築できます。
有名なフレームワークの例
有名なフレームワークには、たとえば以下の4つが挙げられます。

プログラミング言語とフレームワークの違い

プログラミング言語とフレームワークの違いを一言でいうと、プログラミング言語は「基礎」、フレームワークは「応用」です。
プログラミング言語はシステムに指示する言葉そのものであるため、これがなければ何も作れません。一方でフレームワークは、プログラミング言語の力を効率よく活かす設定として用いられます。
こうした点から、プログラミング言語とフレームワークは異なるものの、密接に関係しているものだと理解できるでしょう。
なお、フレームワークを用いる場合は、あらかじめ決められたひな形・枠組みに沿ってプログラミングを行います。そのため、なかには「フレームワークを理解すればプログラミング言語については学ばなくてよい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、フレームワークを効率的に用いるにはプログラミング言語の知識が不可欠なため、切り離して考えないよう注意しましょう。
プログラミング言語とフレームワークの比較表
プログラミング言語とフレームワークの違いをまとめた一覧表は以下のとおりです。

プログラミング言語別のフレームワーク一覧
プログラミング言語各種には、それぞれ得意とするフレームワークが存在し、用途に応じて選択します。自分の関心や目指す分野に適した言語とそれに対応するフレームワークをセットで習得するのがおすすめです。

まとめ
プログラミング言語とフレームワークは、似て非なるものです。しかし、密接に関係していることから、エンジニアを目指す場合は両方について学ぶ必要があります。
今回ご紹介した内容を参考にしながら、プログラミング言語とフレームワークへの理解を深めましょう。
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