無料 相談してみる

ローコード

投稿日: 2025/07/30

TechClipsAgentは、大手転職会社にはない

現役エンジニアによる親身なサポートでキャリアアップを支援いたします。

無料 転職支援サービス申し込み

アプリケーションやシステムの開発を担うIT人材の不足は、多くの企業にとって深刻な問題です。これを解決する手段として、今注目を集めているのが「ローコード(Low-Code)」です。最小限のコーディングで開発できることから、IT人材が不足しているなかでも事業を進めることができます。

そこで今回は、ローコードの概要とともに、注目されている背景やメリット・デメリットをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ローコード(Low-Code)とは

ローコード(Low-Code)とは、プログラミングについてあまり知らなくても、最小限のコード記述と視覚的な操作でアプリケーションやシステムを開発できる手法です。 主にツールやGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)、ドラッグ&ドロップを活用して、小規模なアプリケーションや単純機能のシステムを開発します。多くの機能が提供されており、それらを組み合わせることで「高速」かつ「簡単」にアプリケーションを構築できます。

この特徴から、ローコードでは開発のスピードと柔軟性が向上し、ビジネス部門の担当者もシステム開発に参画しやすくなります。

ノーコードとの違い

ローコードと類似する手法に「ノーコード(No-Code)」があります。これは、名前のとおりソースコードを書く作業が不要で、すでにあるロジックを組み合わせだけでアプリケーションやシステムを開発する手法です。

ローコードとノーコードには、主に以下のような違いがあります。

ローコード

ノーコードは、プログラミング知識が不要で、テンプレートを組み合わせてアプリケーションを作成します。 一方ローコードは最小限のコーディングを許容し、より柔軟なカスタマイズが可能です。 

主なローコード開発ツール

ローコード開発ツールには、主に以下の3つがあります。

・Microsoft Power Apps:Microsoft 365と統合され、業務アプリケーションの開発が容易です。
・OutSystems:エンタープライズ向けの高度な機能を提供するローコードプラットフォームです。
・Mendix:クラウドベースで、迅速なアプリケーション開発を支援します。

ローコード(Low-Code)開発が注目されている背景

ローコード開発が注目されている背景は、主に以下の2つです。

急速に変化する社会に対応するため

近年、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、AIも台頭してきています。こうしたなか企業が競争力を維持するには、社会の変化に柔軟かつ迅速に対応しなければなりません。
上述したように、ローコード開発は高速かつ簡単にアプリケーションを開発できるため、これからの社会に対応するうえでなくてはならない技術といえます。

IT人材の不足に対応するため

IT人材の需要が高まっている一方で、その人口は不足の一途を辿っています。そのうえ、今企業に求められているのは単にプログラミングができるIT人材ではなく、それに加えて顧客のビジネスに対する理解力に長けたIT人材です。そのため、企業のIT人材不足は深刻化する一方なのが現状です。
こうしたなか、ローコード開発は必要最低限のプログラミングスキルで対応できるため、営業やコンサルなど、エンジニア以外の人材も開発に参加しやすくなります。IT人材の不足をカバーできるだけでなく、開発体制の安定化にも貢献できます。

ローコード(Low-Code)開発のメリット

ローコード

ローコード開発には、主に以下のメリットがあります。

・開発スピードの向上
・コスト削減
・業務部門の参画
・柔軟なカスタマイズ

高速かつ比較的容易にアプリケーションを開発できるという特徴から、ローコード開発は従来の開発手法に比べて開発期間を大幅に短縮できます。また、専門的なエンジニアのリソースを削減できることから、開発コストの削減にもつながります。

このほか、ローコード開発ではアプリケーションやシステムを簡単に開発できることから、現場の担当者が直接開発に関与できる点もメリットです。さらに、必要に応じてコードを追加し、機能の拡張やカスタマイズをすることも可能なため、ニーズに即したシステム構築を実現できます。

ローコード(Low-Code)開発のデメリット

ローコード開発には、主に以下のデメリットがあります。

・複雑な要件への対応が困難
・セキュリティの懸念
・ベンダーロックインの可能性

アプリケーション開発において高度なカスタマイズが必要になったり、そもそも複雑なシステムを開発したりする際には、ローコードだけでは対応が難しい場合があります。
また、ローコード開発は標準機能に依存するため、セキュリティ要件に特化した対応が難しいこともあるでしょう。

このほか、特定のローコードプラットフォームに依存した場合には、ほかのシステムへの移行が困難になる可能性があります。

まとめ

ローコード開発は、急速に変化する社会への対応やIT人材の不足など、多くの企業が抱える課題を解決する有力な手段です。 適切なツールを選択し、業務のニーズに合わせて活用することで、効率的なシステム開発が可能になります。
ITエンジニアへの転職を検討している方は、ローコード開発への理解も深めておくと、多くの企業から求められる人材へと成長できるかもしれません。

私どもTechClipsエージェントは、 ITエンジニアやITコンサルタントを目指す皆さまのキャリアプランの相談をはじめとした、 無料の転職支援サービスです。人生の目標やキャリアの方向性を整理し、一緒に考えていく作業に多くの時間を割いています。もしひとりで自分自身のキャリアや転職活動の進め方に悩んでいるのであれば、この機会にぜひご相談ください。

簡単60

無料 転職支援サービス申し込み