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投稿日: 2025/12/16

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はじめに

IT転職市場は依然として「売り手市場」と言われます。

しかし2025年の現在、求められる人材像は明確に変わりつつあります。

特にITコンサル領域は、「人が足りない」ではなく

「できる人が圧倒的に足りない」フェーズに入りました。

企業がコスト削減から攻めのDXへ転換し、クラウド・データ・AI活用がビジネス戦略の中枢に組み込まれていく中で、単なるPM・単なるSEでは差別化できません。

今、ITコンサル市場で何が起きているのか。 そして “選ばれる側のコンサルタント” になるために何が必要か。

この記事で整理していきます。

1. 市場動向:ITコンサルは「量」ではなく「質」で選ばれる時代へ

2023〜2025年にかけて、コンサルティング需要は右肩上がり。 しかし最近は、クライアント側も “本当に成果を出せるコンサルかどうか” を厳密に見るようになっています。

◇ 要因は大きく3つ

・DX失敗プロジェクトの増加 →「外注だけ」「上流だけ」はNG ・クラウド/SaaS/AIの普及 → 設計だけでなく 実行伴走 を求められる ・IT投資の説明責任が強化 → コンサルに ROI(費用対効果) の証明が求められる

つまり、“資料を作る人” → “変革をやり切る人” へのシフトしているのです。

2. エンジニアがITコンサルへキャリアアップするために

今 “本当に必要とされる4つの要素”

「エンジニアからITコンサルにキャリアアップしたい」という相談は年々増えています。 理由は明確で、ITコンサルは市場価値が高く、ビジネス領域にも踏み込める“上流×テクノロジー”のハイブリッド職種だからです。

しかし、エンジニア経験があれば誰でもITコンサルになれるわけではありません。

今、企業がエンジニア出身者に期待しているのは“ただの技術者ではなく、ビジネスを動かす存在” です。

① 技術を「ビジネスに翻訳する力」

ITコンサルが担う最重要スキルがこれです。

エンジニアとして 「コードを書けます」「クラウドを触れます」というだけでは不十分で、

“その技術で、クライアントの何を解決できるのか?”を言語化できることが求められます。

▼ 求められる具体例

・技術的な課題をビジネスインパクトに置き換えて説明する ・経営課題 → 業務課題 → システム要件へと落とし込む ・非エンジニアの意思決定者に、技術選択の理由を説明できる ・「なぜそれをやるのか?」を論理的に整理できる

技術の深さより、「技術を使って何を変えられるか」が評価される。 ここがエンジニアからの転身で最も大きな壁ですが、最も差別化できるポイントでもあります。

②上流だけではなく、実行まで伴走する力

最近のITコンサル業界では、「絵を描くだけのコンサル」 は明確に淘汰されています。

企業が求めているのは、 構想 × 要件定義 × 実行 × 定着化 この一連の流れを“やり切れる”コンサルタント。

▼ エンジニア出身が強い理由

実装やテストの経験があるからこそ、 ・どこで炎上するか ・どこが詰まりやすいか ・現場が本当に困っているポイント が手触り感を持って理解できる。

これは、ビジネスコンサル出身者にはない大きな強みです。

エンジニア出身者がITコンサルで成功する人は、 「手を動かした経験」を武器に、現場と上流をつなぐ役割 を果たせる人です。

③データ・AIを理解し、業務改革に結びつける力

いま、コンサル案件の中心テーマはクラウド × データ × AI × 業務改革。

特に2024〜2025にかけては、 “AIをどう業務に組み込むか?”がほぼすべての企業の優先テーマになりました。

▼ 求められるのは専門家ではなく「話せる人」

・データ活用の流れ(収集 → 整備 → 分析 → 活用)を理解している ・生成AI/LLMを業務にどう組み込めるか話せる ・AI導入のリスク(精度、セキュリティ、ガバナンス)を説明できる ・簡易なPoCの設計イメージを描ける

深い実務は不要ですが、 “AI×業務プロセス”を語れないコンサルは確実に遅れます。

エンジニアはこの領域を少し学ぶだけで市場価値が一気に跳ね上がります。

④ クライアントを動かす「言語化力・ファシリテーション力」

エンジニアからITコンサルになる上で、最後の壁がこれです。

ITコンサルは、技術より「伝える力」で評価される仕事。

必要な力は以下の通り:

・複雑な技術を噛み砕いて説明する ・ステークホルダーの利害を整理して合意形成する ・課題の本質を一言で説明する ・議論を構造化し、結論を導く

特に、中途採用で強く見られるのが “課題 → 解決策 → 成果”の因果関係を語れるか。

技術スキルが高い人よりも、この“説明のうまさ”で採用が決まるケースは非常に多いです。

■ まとめ:エンジニアは「変革を動かせる人」になればITコンサルへ行ける

エンジニアがITコンサルへキャリアアップするために必要なのは、4つ。

✔ 1. 技術をビジネスに翻訳する力

✔ 2. 構想〜実行まで“やり切る”伴走力

✔ 3. データ・AI×業務改革を語れる力

✔ 4. クライアントを動かす言語化・構造化の力

技術力が高いだけではITコンサルでは評価されない時代。 逆に言えば、この4つを押さえているエンジニアは、

未経験でもITコンサルとして強く評価されます。

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